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102歳をらくらく生きる脳科学的健康講座No.703

4 日前
読了時間: 2分

その“諦めのひと言”が脳を老けさせる──80代でも若い脳を保つ人の共通点②


◇脳は生き方で老い方が変わる──スーパーエイジャー研究が語る“老化への

 抵抗性”


スーパーエイジャー研究が明らかにしたのは、「高齢になっても記憶力を保つ人の脳は、実際に萎縮しにくい状態を維持している」という、生物学的な事実だった。


加齢とともに縮みやすく、記憶力の低下にも直結する脳領域──その萎縮がスーパーエイジャーでは緩やかだったのである。

もちろん、遺伝的な要因が大きく関わっていることは否定できないし、「記憶力が保たれているから萎縮が少ないのか」「萎縮が少ないから記憶力が保たれているのか」という因果関係を示すものでもない。

ただ、彼らの脳が“若い状態を保っていた”という事実は揺るがない。



さらに興味深いのは、もう一つの共通点だ。

スーパーエイジャーは、運動テストで敏しょう性やバランス能力が高く、精神的健康度も優れていた。

不安やうつのスコアが低く、一般の高齢者よりも糖尿病や高血圧の病歴が少ない。生活は活動的で、音楽を日常に取り入れている人も多いという。

運動頻度そのものは他の高齢者と大きく変わらないにもかかわらず、身体の使い方や心の状態が明らかに異なっていた。



これらの特徴は、加齢による脳の老化に対して“抵抗性”を発揮している可能性を示している。


生まれ持った要因だけでなく、日々の行動や心の在り方が脳の老化を左右する──そんな希望を感じさせる結果だ。


私たち自身も、活動的な生活、心の健康を保つ習慣、そして音楽のような情緒を豊かにする刺激を意識的に取り入れることで、脳の老化を遅らせることができるのかもしれない。



 
 
 

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​代表 薬学博士 竹内 久米司

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