

102歳をらくらく生きる脳科学的健康講座No.679
ドリンク選びで未来が変わる。内臓脂肪と血糖値の新常識③ ◇Q. コーヒーや緑茶は飲むだけでやせる? A. “飲むだけ”では変わらない。でも、運動と組み合わせれば一気に味方になる 。 コーヒーや緑茶、紅茶に含まれるカフェインやポリフェノールには、脂肪燃焼を後押しする働きがある──そんな話を耳にしたことがある人は多いはず。 なのに「毎日飲んでるのに、全然やせない…」と感じたことがある人もいるだろう。 その理由はシンプル。 日常のエネルギー消費が少ないと、せっかく“燃えやすい体”になっても、燃やす材料が動き出さない。 つまり、ガソリンを入れても車を走らせなければ減らないのと同じ。 では、この“燃焼ブースト”をどう使えばいいのか。 答えは── コーヒーや緑茶を、運動の前に飲むこと。 有酸素運動の前にカフェインや茶カテキンをとると、普段よりエネルギー消費が高まるという研究は複数ある。 さらに興味深いのは、その効果は午前より午後のほうが高いという報告も出てきていること。 つまり、 午後の散歩前にコーヒーを一杯。 夕方の買い物前に緑茶を一杯。...


102歳をらくらく生きる脳科学的健康講座No.678
ドリンク選びで未来が変わる。内臓脂肪と血糖値の新常識② ◇Q.甘い飲み物が欲しくなったら? A.炭酸×薄ジュース”で救われる ダイエット中でも、ふと甘い飲み物が恋しくなる瞬間は誰にでもある。 しかし、そのたびに清涼飲料水や甘いカフェドリンクへ手が伸びてしまうと、体重は静かに右肩上がり。 実際、疫学研究でも“清涼飲料水の習慣は肥満と明確に関連する”ことが示されている。 そこでおすすめなのが、炭酸水にジュースをほんの少しだけ混ぜる「薄ジュース炭酸」。 甘さの満足感は残しつつ、糖分はぐっと控えめ。 気分転換にもぴったりで、ダイエットの脱線を防ぐ強い味方になる。 「甘いものが飲みたい…」その衝動、選び方ひとつで未来が変わる。 問題は“どれだけ”ではなく、“どんな糖質か”だ。 清涼飲料水に多く使われる果糖ブドウ糖液糖は、吸収が異常に早く、しかも砂糖より甘い。 その強烈な甘さに舌が慣れてしまうと、より甘いものを求めてしまい、結果として食べ過ぎにつながる。 こうした“甘味依存のスパイラル”こそが、肥満と深く関わっていると考えられている。 とはいえ、人間だもの。


102歳をらくらく生きる脳科学的健康講座No.677
ドリンク選びで未来が変わる。内臓脂肪と血糖値の新常識① 食事には気をつけているのに、なぜか内臓脂肪が落ちない——。 その理由、実は“飲み物”に潜んでいるかもしれません。 「ドリンクくらい大したことない」と油断しがちですが、同じ飲み物でも“飲み方”と“選び方”次第で、内臓脂肪のつき方も血糖値の上がり方も大きく変わります。 今回からの新シリーズでは、知っているようで知らない“飲み物の正しいつき合い方”をQ&A形式でわかりやすく毎土曜日に紹介していきます。 ◇Q. 100%ジュースを飲むのは、果物を食べるのと本当に同じなのか!? A. 100%ジュースは果物と同じだと思って飲んでいる人は少なくありません。しかし、この考え方には注意が必要です。果物にはビタミン、食物繊維、抗酸化作用のあるポリフェノールなど、体に役立つ成分が豊富に含まれています。厚生労働省が推進する「健康日本21」でも、1日200g程度の果物摂取が推奨されています。 一方で、「果物の代わりにジュースを飲めば同じ」というわけではありません。 糖質の吸収や代謝に詳しい岐阜大学医学部附属病院の飯


102歳をらくらく生きる脳科学的健康講座No.676
「畑の肉」を超える力──発酵が引き出す“大豆の真価⑦ ◇発酵が大豆を“別物”に変える──動脈硬化を遠ざける可能性 発酵させた大豆には、ただの大豆とはまったく違う力が宿ることが、いくつもの研究から見えてきています。徳島県の成人男性652人を対象にした調査では、発酵大豆製品をよく食べる人ほど、動脈硬化の指標(baPWV値)が有意に低いという結果が出ました。一方で、発酵していない大豆製品では、この関連は見られませんでした。 発酵の過程で大豆の硬い構造がほぐれ、栄養素や機能性成分が吸収されやすくなること、さらに抗酸化作用が高まることが、この差につながっていると考えられています。「同じ大豆なのに、体の中での働きがこんなに変わるのか」と思わずうなってしまうほどの違いです。 大豆をよく食べる人は“インスリン抵抗性”が低いという事実 徳島県の成人男女1148人を対象にした別の研究では、大豆製品を多く食べる人ほどインスリン抵抗性が低いことが明らかになりました。 インスリン抵抗性が高い状態とは、血糖値を下げるホルモンであるインスリンに細胞が反応しにくくなり、血糖値が









































