

102歳をらくらく生きる脳科学的健康講座No.659
老けない人は朝に飲む──コーヒーで若さを守る新習慣① 私も大好きなコーヒーは老化を遅らせる“飲むエイジングケア”?!として、 がん・生活習慣病・シミ・筋肉・骨・・・などに嬉しい報告が続々と出ています。 今回からシリーズで最新研究が明かす“コーヒーの底力”を、科学と雑学で楽しく解説していきます! 「でも眠れなくなるんでしょ?」という誤解もスッキリ解消ですよ。 健康寿命をのばす“賢い飲み方”、一緒にまなんでいきましょう。 ◇「コーヒーで老化知らず?」──世界が注目する一杯の力 コーヒーを飲むことで、健康的な老後を過ごせる可能性が高まる── そんな研究が、世界中で続々と報告されています。 寿命の延長、がんや生活習慣病のリスク軽減、美肌効果、筋肉や骨の若さを保つ力まで。 日常の一杯が、未来の健康を左右するかもしれません。 今年6月、アメリカの女性を対象にした大規模研究では、カフェイン入りのコーヒーを飲む人ほど、 70歳以上まで元気に過ごせる可能性が高いことがわかりました。 逆に、同じカフェインでもコーラは健康的老化の可能性を下げるという結果に。 この違い


102歳をらくらく生きる脳科学的健康講座No.658
認知症予防にも?シニアの脳と筋肉を守る食べ方⑤ ◇腎臓にやさしい、たんぱく質との付き合い方 たんぱく質は、筋肉や体の材料になる大切な栄養。 でも、腎臓に持病がある人は「とり過ぎ」に注意が必要です。 腎臓は、体の中の“お掃除係”。いらないものを捨て、必要なものを回収する働きをしています。 たんぱく質を使ったあとに出る「老廃物」を処理するのも、腎臓の仕事。 でも、たんぱく質をとりすぎると、その分、腎臓の負担が増えてしまうのです。 🔍こんなときは注意! • 腎機能が「G3a」以降に低下している場合 • 「G1」や「G2」でも、尿たんぱくが0.15g/gCr以上の状態が3か月以上続いている場合 こうした状態では、たんぱく質をとりすぎないように気をつけることが、腎臓を守る第一歩になります。 🧂たんぱく質、どこまでOK?腎臓のステージ別にチェック! たんぱく質は体に大切。でも、腎臓の元気度によって「どこまでOKか」は変わってきます。 🟢 腎臓が元気(G1・G2)な場合 • 目安は「標準体重1kgあたり1.3gまで」 • ...


102歳をらくらく生きる脳科学的健康講座No.657
認知症予防にも?シニアの脳と筋肉を守る食べ方④ ◇🥤たくさん食べられないなら、プロテインで“ちょい足し”! 年齢を重ねると、「若いころほど食べられない…」という方も多いですよね。 でも、筋肉を守るためには、1食あたりのたんぱく質量をしっかり確保することが大切なんです。 そんなときに頼れるのが、プロテイン(たんぱく質補助食品)! 粉末を水や牛乳に溶かして飲むだけ。 ココア味・バナナ味・ヨーグルト味など、おいしく続けられる味がたくさんあります。 🍽プロテインは「食後」に飲むのがコツ! 藤田先生もこう話しています: 「夕食はたんぱく質が足りていることが多いですが、朝食や昼食は不足しがち。 だからこそ、朝や昼の食後にプロテインをプラスするのが効果的です。」と。 ⚠️注意点: • 食前に飲むと満腹になってしまい、食事が入らなくなることも…! • だからこそ、食後に飲むのがベスト。 • 朝食後に飲んでも、昼食後にも飲んでOK!「1日1回まで」などの縛りはありません。 💡ポイントは「無理なく、気軽に、ちょこっと補う」こと。...


102歳をらくらく生きる脳科学的健康講座No.656
認知症予防にも?シニアの脳と筋肉を守る食べ方③ ◇朝タンで、人生が変わる 朝のたんぱく質が、筋肉の「スイッチ」になります! 私たちの筋肉は、毎日「つくる(同化)」と「こわす(異化)」を繰り返しています。 食事でたんぱく質や糖質が入ってくると、筋肉づくりが進みます。でも、糖質が足りなくなると、今度は筋肉を分解してエネルギーに変えてしまうのです。 特に注意したいのが「朝」。 夕食から朝食までの時間は長く、朝起きたときにはすでに筋肉の分解が始まっていることも。 だからこそ、朝ごはんが大切! 朝食をしっかりとることで、筋肉の分解をストップし、「つくるモード」に切り替えるスイッチが入ります。 このスイッチの鍵を握るのが、たんぱく質に含まれる「ロイシン」という成分。 特別な食品でなくても、卵・納豆・ヨーグルト・魚・肉など、ふだんの食事で十分に摂れます。 💡つまり、朝のたんぱく質は「筋肉の材料」になるだけでなく、「筋肉づくりのスイッチ」も押してくれる! 中高年以降の筋肉量を守るためには、朝のたんぱく質がとっても重要なんです。 🍱昼のたんぱく質、忘れてません


102歳をらくらく生きる脳科学的健康講座No.655
認知症予防にも?シニアの脳と筋肉を守る食べ方② ◇たんぱく質が脳と寿命を変える! 食べ方ひとつで未来が変わる 🧠「たんぱく質、足りてますか?」 筋肉だけじゃない。脳と寿命にも深く関わっています。 たんぱく質が不足すると、筋肉が減るだけではありません。 実は、認知機能の低下や寿命の短縮にもつながる可能性があるのです。 🔍【調査①】70歳以上の男女873人を4年間追跡した研究では、 たんぱく質の充足度を示す「血中アルブミン値」が低い人は、 認知機能が低下するリスクが約2倍に上がっていました。 さらに、赤血球が少ない人ではリスクが2.6倍に。 脳も臓器のひとつ。細胞をつくり、維持するには栄養が必要です。 たんぱく質が不足すると、フレイル(虚弱)になりやすく、 それが認知機能の低下にもつながると考えられています。 (Taniguchi Y, et al. Journals of Gerontology Series A: Biomedical Sciences and Medical Sciences. 2014 Oct; 69(10): 1276-











































