

102歳をらくらく生きる脳科学的健康講座No.667
老けない人は朝に飲む──コーヒーで若さを守る新習慣⑨ ◇座りっぱなしでも“コーヒー習慣”が守ってくれる?意外な健康効果 「座りっぱなしの生活は体に良くない」と感じている人は多いはずだ。 実際、研究でも、座っている時間が長いほど死亡リスクが高まることが示されている。 ところが、そんな“座りっぱなしリスク”を少し和らげてくれる可能性のある習慣がある。 それがコーヒーだ。 米国の研究では、座位時間が長い人でも、コーヒーを飲む人は飲まない人より死亡リスクが低かったという結果が出ている。 さらに、コーヒーをよく飲む人ほど、座りっぱなしを中断する回数が多いというデータもある。 席を立つきっかけになることも、コーヒーのメリットの一つといえそうだ。 では、なぜコーヒーが“座りっぱなしのリスク”を下げる可能性があるのだろうか。 コーヒーには、ポリフェノールの一種であるクロロゲン酸をはじめ、体の酸化ストレスを抑える成分が多く含まれている。 これらは、血管や代謝に良い影響を与えるとされており、長時間座ることで起こりやすい血流の滞りや代謝低下を、ある程度カバーしてくれ


102歳をらくらく生きる脳科学的健康講座No.666
老けない人は朝に飲む──コーヒーで若さを守る新習慣⑧ ◇飲むだけで認知症リスクが下がる? コーヒーの力がすごい 最近の研究で、コーヒーを飲む人は認知症のリスクが下がる可能性があることが、はっきりと示されてきました。 日本でも、コーヒーと緑茶の飲み方に注目した研究が続々と発表されています。 新潟大学の研究では、コーヒーと緑茶をどちらもよく飲む人ほど、認知症のリスクが低い傾向が見られました。 ただし、 • 緑茶を1日600mL以上 • コーヒーを1日300mL以上 という“たくさん飲む組み合わせ”では、リスクの大きな低下は見られませんでした (J Nutr Health Aging. 2025 Aug;29(8):100615)。 さらに、国内外の研究をまとめた解析では、 「コーヒーは飲む量が増えるほどリスクが下がるが、飲みすぎると効果が戻ってしまう」 という結果も出ています。 総合すると、 👉 1日3杯くらいのコーヒーが、認知症予防にはちょうど良い“お得ゾーン” と言えそうです。


102歳をらくらく生きる脳科学的健康講座No.665
老けない人は朝に飲む──コーヒーで若さを守る新習慣⑦ ◇コーヒーと骨密度:最新研究のポイント カフェインを摂取すると、カルシウムが尿から排泄されるという見方があります。 でも、近年では 「コーヒーを飲むと骨密度が上がる」と断言するのはまだ早いですが、最近の研究では「骨密度に悪いとは限らない」「むしろ適量ならプラスの可能性もある」という興味深い結果も出てきています。 1. 高カフェインは骨密度を下げる可能性がある Verywell Health のまとめによると、 1日800mg(コーヒー約8杯)レベルの大量カフェインはカルシウム排泄を増やし、骨密度低下のリスクを高めるとされています。 • 400mg(コーヒー約4杯)以下なら大きな問題はないとされる。 2. 遺伝学的研究では「コーヒーは骨密度にプラスかも」 2024年のメンデルランダム化研究では、 コーヒー摂取が全身骨密度(BMD)と正の関連を示したという結果が出ています。 • 特に 30〜60歳の層でプラスの関連 • かかと(heel)の骨密度でも有意なプラス効果...


102歳をらくらく生きる脳科学的健康講座No.664
老けない人は朝に飲む──コーヒーで若さを守る新習慣⑥ ◇コーヒーは、フレイル(虚弱)を防ぐ味方になるかもしれません。 老化予防を考えるとき、注目したいのが「コーヒーと骨格筋」の関係です。 中高年を対象にした研究では、コーヒーをよく飲む人ほど 骨格筋量指数の低下リスクが低いことが分かりました。 骨格筋量指数は、加齢による筋肉減少(サルコペニア)の診断に使われる大切な指標です。 つまり――コーヒーを飲む習慣が、筋肉の減少を防ぎ、サルコペニアの進行を抑える可能性があるのです。 また、コーヒーは、脚の力を守る味方かもしれません。 健康な男性労働者516人を対象とした研究では、コーヒーをよく飲む人ほど 脚伸展パワーが高い傾向が見られました。 脚伸展パワーとは、大腿四頭筋の力でひざを伸ばす能力のこと。歩く・立つ・階段を上る――日常生活で下半身を支えるのに欠かせない力です。 さらに別の研究では、高齢者のフレイル(虚弱)リスクもコーヒー摂取者で低下していると報告されています。 👉 一杯のコーヒーが、筋肉と健康寿命を支える可能性。 「飲む習慣」が未来の動きを











































