102歳をらくらく生きる脳科学的健康講座No.662
- 竹内久米司

- 12 分前
- 読了時間: 2分
老けない人は朝に飲む──コーヒーで若さを守る新習慣④
「一杯のコーヒーが、未来の健康を守る」
世界中の研究で、コーヒーが長寿や生活習慣病予防につながる可能性が次々と報告されています。毎日の習慣にほんの少し工夫を加えるだけで、あなたの体を支える強い味方になるかもしれません。
この記事では、研究で明らかになったコーヒーの健康効果と、よりおいしく、より健やかに楽しむための淹れ方のコツをご紹介していきます。
◇ 「コーヒーは、ただの嗜好品ではない」
毎日の一杯が、生活習慣病の予防につながるかもしれない──そんな研究結果が世界中で報告されています。
大東文化大学の福島洋一教授も「コーヒー研究の論文は増えている。複数の研究をまとめて解析するメタ解析が進むことで、結果の信頼性はさらに高まる」と語ります。
これまでに発表された研究では、総死亡リスクの低下や糖尿病・心疾患などの予防効果が次々と示されてきました。
ここでは、コーヒー飲用と健康効果の関連を調べた主要なメタ解析研究を、収載論文数の多い順にご紹介します。

「健康を支える一杯の力」
コーヒーと健康の関係は、世界中の研究で繰り返し確かめられています。生活習慣病や認知症のリスクを下げる可能性があることも報告されているのです。
大東文化大学の福島洋一教授はこう語ります。
「2型糖尿病のリスクはコーヒー摂取量が多いほど低下します。ただし総死亡リスクは1日3杯を超えると横ばいになり、脳卒中は飲みすぎるとリスクが戻るようです。総合的に考えると、1日に3~5杯が最適といえるでしょう」
さらに、米国の研究では「朝に飲むほうが総死亡リスクの低下が大きい」という報告も。インスタントやデカフェでもほぼ同じ効果が得られるとされ、福島氏は「カフェインではなく、コーヒーに含まれるポリフェノールが健康にプラスに働いている可能性が高い」と指摘します。
このように「最適な量」「飲むタイミング」「成分の働き」を押さえると、コーヒーはただの嗜好品ではなく、未来の健康を守る習慣として輝きます。













































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