くめちゃんのつぶやき脳No.403
◇早期に認知機能の低下を発見するんがカギ
認知症の対策は高齢になってからではなく、40代50代からの予防が重要になってきました。
今年の八月に「40代からの認知症リスク低減機構」による「脳寿命を延ばす いまの状態を把握し、対策を考える ~脳と腸からはじめる認知症予防の可能性」と題したオンラインメディアセミナーが開催されました。
その中で認知症をテーマにした興味深いセミナーがいくつかありましたので、3回シリーズで紹介していきます。
今回は順天堂大学新井平伊名誉教授の認知症の早期発見と予防法のポイントについてのお話をご紹介します。
認知症の代表にアルツハイマー型認知症があります。
以前は、健康か認知症かの2つの分け方だったのですが、しかし、健康な人がいきなりアルツハイマーになるわけではありません。
そこに至るには、認知機能が落ちてきた「軽度認知障害[MCI(Mild Cognitive Impairmentの略)]」と、さらにその前段階の「主観的認知機能低下[SCD( Subjective Cognitive Decline )]」があり、最近では4つの段階に分けて考えられるようになりました(下図参照)。
図に示すように認知症は、ある日突然発症するわけではありません。つまり、
徐々に進行していきます。
中でも、アルツハイマー型認知症で原因として考えられているのは、ある物質が脳の中にたまっていくことが原因と考えられています。
ある物質とは、アミロイドβタンパクです。これが脳に蓄積し、脳神経に障害を起こして発症すると考えられています。
発症の20年くらい前から、アミロイドβは脳の中にたまりはじめます。そのためMCIやSCDの段階で気づいて予防することが大切になるのです。
下に示す症状は脳の老化のサインかもしれません。
早めに気づくようにしましょう。
•なぜかイライラする
•眠れなくなる
•外出がおっくうになる
•趣味に楽しみを感じなくなる
•ど忘れが増える
•同じことを何度も聞くようになる
•頭痛や胃痛がある
ご自身の脳の老化に気づくためには、認知機能をチェックするのもいい方法です。ウエブ上で無料の
「認知症ねっと」があります。
気になる人は試してみてはいかがですか。
ちなみに私もやってみました。96点でした(^_-)-☆
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