102歳をらくらく生きる脳科学的健康講座No.693
- 8月1日
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命を奪う“隠れ脱水”──酷暑は静かに脳を狙ってくる①
昨夏、日本の平均気温は観測史上最高を記録し、全国が“命の危険を感じる暑さ”にさらされた。 そして今年も、気象庁は「全国的に平年より高温、猛暑の見込み」と警告している。
高温と高湿度が続くと、体内の水分は想像以上のスピードで失われる。
脱水は熱中症だけでなく、脳梗塞や心臓のトラブルなど、命に直結する病気を引き起こす“静かな凶器”。
夏は、体を守るための知識と行動が生死を分ける季節だ。
今回、熱中症・脱水症対策の第一人者、済生会横浜市東部病院 患者支援センター長・谷口英喜先生の、 「酷暑を生き抜くための実践的な脱水予防術」 を引用し、 あなたの夏を守るための必修科目をお伝えしていきます。
◇日本はもう亜熱帯──熱中症で倒れる人が止まらない“危険な夏”
日本の夏は、もはや“亜熱帯化”が進んでいる。
2000年に「熱中症」という定義が生まれて以降、熱中症で救急搬送される人は右肩上がりに増え、 ここ数年は年間1000人以上が命を落とす年が続いている(2021年を除く)。
済生会横浜市東部病院 患者支援センター長の谷口英喜先生は、 その背景に 地球温暖化と高齢化 の2つを挙げる。
「日本では猛暑日や熱帯夜が増え、夏の気温と湿度は亜熱帯並みになっています。 かつて涼しかった東北や北海道でも湿度が上がり、全国で熱中症リスクが高まっています」(谷口)
高齢化も深刻だ。高齢者は成人より熱中症になりやすく、 その人口が増えていることが、救急搬送者数の増加につながっている。
熱中症は6月頃から増え始め、梅雨に1度目のピーク、7月に2度目のピークを迎える。 真夏ではない梅雨時に増える理由は、
湿度が高く汗が蒸発しにくい
喉の渇きを感じにくく、水分摂取が減る
暑さに体が慣れていない(暑熱順化が不十分) といった点が大きい。
気温がそれほど高くなくても、湿度が高ければ熱中症は起こる。 さらに、夏の疲れが蓄積する残暑の時期も危険だ。
8月はまだ始まったばかり。
油断せず、熱中症対策を続けてほしい











































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