くめちゃんのつぶやき脳No.395
◇スマホやタブレットは頭痛や肩こり、スマホ老眼の原因に
スマホやタブレットなどの、いわゆるデジタルデバイスは、睡眠の質低下だけでなく、頭痛や肩こりの原因になることが分かってきました。
その理由の一つに、スマートフォンやパソコンなどのデジタルデバイスを使うと、まばたきが少なくなることが関係しています。
人間は1分間に20回程度のまばたきをしています。ところがデジタルデバイスを使うと、まばたきの回数がなんと5回程度に減ることが報告されています。
まばたきが減るということは、目が外部の環境にさらされる時間は長くなります。また、水分は蒸発しやすくなり、目を休めることも難しい。
すると目が乾いてしまうドライアイになりやすくなります。
(佐藤直樹:VDT作業とドライアイの関係 あたらしい眼科. 1992;2103-2106.)。
ドライアイになると、眼精疲労、ひいては頭痛・肩こりなどを感じやすくなります。
実は、長引くコロナ禍でリモートワークが続くために目の不調を訴えて眼科を訪れる患者さんが増加してるとの報告があります。
それによると25%が目のt疲れを、17%が目の乾きを訴えているとのこと。
(気づいて!涙液トラブル啓発委員会 男女1000人に聞いた!コロナ禍における目の不調に関する実態調査)
こうした背景で最近注目されているのが「スマホ老眼」だとのことです。
「スマホ老眼」とは、スマートフォンなどのデジタルデバイスの利用により、手元が見にくくなる現象のことです。
医学的には「調節機能不全」という状態に近いのがスマホ老眼です。
近くを見続けるために、ピントを合わせる目の筋肉を使いすぎ、結果として目の筋肉がけいれん等を起こして適切に動かなくなる。その結果、手元が見にくくなり老眼と同じ状態になるということです。
この、スマホ老眼はスマホの使用回数を減らせば症状は改善するようですが、使い続けると改善はできないと指摘されています。
20代・30代でスマホ老眼のため老眼鏡を使用せざるを得なった人も増えています。
しかし、これは20代・30代の問題だけではありません。40代以降だと、ピントを調節する筋肉のけいれんがなくても、加齢によってピント調節機能が衰え、老眼になります。
そこにスマホ老眼が加われば、実年齢よりも老眼がきつくなるということが起きます。
早めに、眼科医を受診し老眼鏡の適正使用することで目が疲れにくいというメリットも得られ、また、疲れずに目を使えると、体の不調も起こしにくくなるとのこと。
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