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くめちゃんのつぶやき脳No.350

◇放射性物質が心配される食材の摂り方


2011年3月11日14時46分18.1秒に発生した東日本大震災から丸10年経過しました。

地震や津波に加えて福島第一原子力発電所事故により、計り知れない甚大な災害となりました。


特に、福島第一原子力発電所の事故によるメルダウン発生は地球規模で大きな衝撃を与えました。


農産物や海産物など放射能汚染の影響も深刻で、いまだに風評被害は払しょくされていません。


政府も、3月9日に東日本大震災からの復興の新たな基本方針を決定。

食品に含まれる放射性物質の濃度基準の検証もおこなう閣議決定をしました。


放射性物質の恐ろしさは決して消すことはできないところにあります。


動植物の食物連鎖から考えると、それは代を重ねるごろに濃縮されていくことになります。


地球上で生活する以上、この放射性物質の影響から完全に逃れることはできません。


食へのリスクの可能性も否定できません。


そこで、少しでも安全な食生活のために私たちが気をつけねばならない、いくつかのポイントを改めて

確認しておきたいと思います。



まず、野菜や果樹など表面に放射性物質が付着しするいわゆる「外部被爆」の場合は、第一に「よく洗うこと」になります。


傷がある場合は、傷んだ部分は切り取って捨てることです。

また、皮をむいて調理することが肝要です。


私は、リンゴやナシや柿などの果樹は皮ごと食べることにしていますので、皮をむいて食べることに抵抗があり悩ましいところです。


また、細胞内に放射性物質が入り込んでしまっている、内部被爆の場合の対策は、まずは「茹でること」、そして「煮汁は捨てる」いわゆるゆででこぼしにすることです。


茹でこぼしすることである程度除去が可能になります。残念ながら完全除去はできません。


魚介類の場合は、一般に放射性物質は頭やエラ、内臓に蓄積されやすいので気になる場合は捨ててください。


ただし、こうした調理法は肝心の栄養素も同時に洗い流したり捨ててしまうことになります。


栄養を気にするか、放射性物質のリスクを気にするか、どこまで気にするべきかは意見が大きく分かれるところです。


最終的には個人の健康観に基ずく判断になりますが、残念ながら、現在のところ大気中線量や、食品の検査基準や検査結果などを自身で調べて対応する方法しかありません。


そこで、放射性物質に対抗するために必須な食材中の成分があります。

それが前にもお話した「フィトケミカル」です。


放射性物質は直接私たちの細胞を傷つけるばかりでなく、活性酸素を作り出すことで、間接的にDNAなど大事な遺伝子を傷つけます。


つまり、活性酸素を発生させない、中和して無毒化してくれるフィトケミカルは放射性物質から体を守るために非常に有効な物質ともいえます


1000種以上もあるフィトケミカルの中でも特に強い抗酸化作用を有するアントシアニン、イソフラボン、緑茶カテキン、胡麻セサミン、βカロテン、クルクミン、スルフォラファン、リコピンなどは、毎日積極的に摂って、自身の抗酸化能力を上げ、免疫力をあげる生活を心がけることが、放射性物質に対抗することにつながります。


また、現在のコロナ禍対策にもつながります。


既に私たちはある程度の放射能被爆した状態であっても、体が強い抗酸化能力を持っていれば、被爆がもとで細胞が傷つけられ、ガンなどを発症するリスクをある程度は抑えることができます。




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