くめちゃんのつぶやき脳No.311
◇毎日の食事にスパイスをプラス 体内の炎症を防ぐ可能性も
どんな食事が病気の予防になるの? また、どんな習慣がアンチエイジングにつながるの? 世界中で進む、“健康”にまつわる研究について、注目の最新結果をご紹介します。
今回はスパイスについてです。
◇毎日の食事にスパイスをプラス 体内の炎症を防ぐ可能性も
体内の長引く炎症は動脈硬化などの心血管疾患の一因といわれています。
スパイスを食事に加えると、食後の炎症が抑えられることが、米国の研究でわかった。
太り気味か肥満で、高血圧や脂質異常などの心血管疾患のリスク因子を1つ以上持つ男性12人に、以下3種類の食事をそれぞれ別の日にとってもらった。
飽和脂肪酸と炭水化物が多い食事(ココナッツチキンカレー、コーンマフィン、ビスケット)にスパイスを、
(1)加えない、
(2)2g加える、
(3)6g加える。
スパイスはターメリック、ジンジャー、シナモン、オレガノ、パセリ、バジル、黒コショウなどをブレンドした。
結果、スパイスを加えた食事、特に6gでは、加えない食事に比べて炎症マーカーは減少しました。
高脂肪、高炭水化物食が原因の体内の炎症は、スパイスの抗炎症作用で減少したようだとのべています。
原著論文
J Nutr.; 150,1600-1609, 2020
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