くめちゃんのつぶやき脳No.246 ◇青魚を食べるなら朝がいい? それとも夜?
青魚に多く含まれ、健康効果が高いといわれているDHAやEPAですが、とるとしたら朝食、それとも夕食、
どちらでとるほうがからだにいいでしょうか?
青魚の栄養成分のなかでも、ダイエットや美肌などの効果があるのが、DHAやEPAが豊富な魚油です。
魚油は脂質代謝を高め、体重や体脂肪の蓄積を抑えることが動物実験で報告されています。
これは、体脂肪を燃焼させる細胞の働きが高まるためと考えられています。
これまでにわかっているDHA、EPAの主な機能
・脂肪合成を抑える
・炎症を抑える
・アレルギー症状を抑える
・脳を若く保つ
・血液をサラサラにする
実は夕食よりも朝食に魚油をとったほうが吸収がよく、ダイエット効果も高いといわれています。
産業技術総合研究所の報告では、朝食にとると、余剰エネルギーを脂肪に変える「脂肪酸合成酵素」が作られにくくなった。
糖を筋肉に取り込ませて消費しやすくするインスリンの分泌を促したり、食欲を抑えるGLP-1というホルモンの分泌を高める作用があるとのこと。
一方、炎症や皮膚アレルギーを抑える作用もあります。
炎症を起こす成分をDHAやEPAが抑えるため。
1日4gのEPAをとると紫外線による肌の赤みが抑えられたという報告もあります。
最近は「サバ缶」や「イワシ缶」などで手軽に青魚を食べられるようになりました。ぜひ朝食にも取り入れてみてはいかがでしょうか。