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くめちゃんのつぶやき脳 No.24

  • 竹内久米司
  • 2018年1月5日
  • 読了時間: 2分

環境化学物質から子供たちの脳を守るために ①

合成化学物質が人体に及ぼす影響は、単に怖いということで済まされる問題ではない。

この影響の重大さを、まだサイエンスとして正確に把握できていないからといって低く見積もろうとする風潮は極めて危険です。

厄介な問題に直面した時に、無視するか目をつぶりたくなるのが人情だが、それが同じく危ないと云える。

今から55年前にレイチェル・カーソンは合成殺虫剤の危険性を予測したのがきっかけで、殺虫剤の使用をめぐって一大変革がおこり、彼女が「沈黙の春」で予測した悲惨なストーリーは回避することができた歴史的事実がある。

そして、いままた新たな危機が

それは、日用品に含まれる内分泌かく乱物質(ホルモン様合成化学物質)の問題である。

日用品に含まれる内分泌かく乱物質の経皮吸収の知識は徐々に広がりつつある。

しかし、この問題解決の糸口はそう簡単ではない。

ホルモン様合成化学物質に関心がもたれてきた理由は、それが環境中に多量に残留していることにある。

この手の合成化学物質は自然界で人畜無害な物質に分解されることはない。

残留性の高い札付きの化学物質が先進国で一斉に生産中止になってから、約50年経過したが、いまだにその名残りは、食物や人や動物の体内にいまだに蓄積されています。

この中には、この先、何十年、或いは何世紀にもわたって環境中に残留する物質もあるだろう。

一方で、あらたな別種のホルモン様化学物質もいまだに生産されてきている。

これらの、思いもよらない新たな汚染源が明らかになってきている。

何よりも厄介なことは、われわれが次の世代にまで危険を及ぼしかねないほど、すでにひどく汚染されてしまっているという事実なのです。

特に、胎児や乳幼児の脳に及ぼす影響は、その後の人生に深刻な問題を与えかねないからです。

脳科学的栄養学の視点から、発信し続けていくことが理解者の輪を広げていく

唯一の道と信じている。

 
 
 
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