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102歳をらくらく生きる脳科学的健康講座No.628

  • 執筆者の写真: 竹内久米司
    竹内久米司
  • 15 時間前
  • 読了時間: 3分

あなたの人生が変わる新栄養素講義

「シニアの健康を守る!魚の力で元気な毎日を」

脳と心臓を救う!EPA・DHAの秘密と魚の健康パワー


◇魚の重金属類の影響は大丈夫?


さて、本シリーズの最後にあたり、会員の中に魚に含まれるヒ素や水銀について大丈夫なのかと心配する人がいるかと思います。


調査研究に当たっている専門家によると、魚を食べることでヒ素の影響を心配する必要はほとんどないとしております。

ただし、水銀については注意が必要な場合があるとのこと。


まず、ヒ素には「有機ヒ素」と「無機ヒ素」の2種類があります。

有害性が高いのは無機ヒ素のほうですが、魚に含まれているのはアルセノベタインという有機ヒ素の一種で、毒性や発がん性は確認されていません。


つまり、魚を食べることでヒ素について心配する必要はないということです。


一方で水銀については、特に妊娠中の方は注意が必要です。

厚生労働省によると、胎児は水銀の悪影響を受けやすいので、大きな魚の摂取量を控えることが推奨されています。


大きな魚には、食物連鎖の影響で水銀が多く含まれがちです。

例えば、クロマグロやメバチ、メカジキ、キンメダイ、マッコウクジラなどが該当します。

これらの魚は1回80gを目安に週に1回までにするよう推奨されています。


この問題に関しては経皮毒講座の中でもお伝えしてきたところです。


普段の食生活では魚をバランスよく取り入れることが大切ですが、特定の魚については状況に応じて摂取量を調整する必要がありますね。


乳児や小児、妊婦以外の成人は、体内で水銀を排せつすることができるため、過度に心配する必要はありません。


さて、これまで述べてきたように魚に豊富に含まれているEPAやDHAにはいろいろな健康効果が期待されています。


例えば、中性脂肪を減らしたり、心血管疾患のリスクを下げたり、関節リウマチの症状を軽減したりすることが挙げられます。

また、魚に含まれるタンパク質は、コレステロールを下げる効果もあります。


一般的に魚を日常的に食べている人は、健康への意識が高い傾向があるようです。


魚を食べる習慣を身につければ、自然に健康的な食事ができるようになると思います。

魚を取り入れることで、旬を意識するようになったり、いろいろな調理法に挑戦したりするきっかけにもなります。


魚は食生活の幅を広げる存在でもあります。


そして、魚に含まれている成分の健康効果だけでなく、食べることによる全体的な健康意識の向上も重要です。


まずは週に何回か、1回あたり可食部で100〜200g程度を目安に魚を食べることを推奨します。

私もそうしております。


魚を上手に取り入れて、健康的で充実した食生活を目指してみてください。


魚の成分による健康効果と併せて、魚を食べることで健康意識が上がり、結果として健康になるということです。


魚を食べて、健康ではつらつとした生活を送りましょう。





                           完

 
 
 

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​代表 薬学博士 竹内 久米司

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