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102歳をらくらく生きる脳科学的健康講座No.631

  • 執筆者の写真: 竹内久米司
    竹内久米司
  • 5 日前
  • 読了時間: 3分

毎日のナッツが脳を守る!認知症リスクを16%削減」


毎日ひとつかみ(30g)のナッツを食べるだけで、認知症のリスクが16%も低くなるって知ってましたか?


イギリスの研究がこの驚きの事実を発見!(Bizzozero-Peroni B, et al. Geroscience. 2024 Sep 30. doi: 10.1007/s11357-024-01365-z. Online ahead of print.)

しかも、リスクを減らすためには塩を使っていない無塩ナッツがカギなんです!


認知症予防には食習慣の見直しが重要です。

その中でも地中海食が注目されていて、ナッツを食べる習慣が鍵のひとつになっています。


このテーマでスペインの研究者たちが大規模な英国研「UK Biobank」のデータを分析し、ナッツの摂取量と認知症との関係が調査されました。


参加者は、過去24時間のナッツの摂取量を自己記入式で報告し、ナッツに関しては、過去24時間のナッツ(木の実とピーナッツ)の摂取量を調べました。


ナッツの種類は、無塩、焙煎有塩から選び、摂取量は、「1つかみの半分」「1つかみ」「2つかみ」「3つかみ以上」のいずれかを選択するように依頼。


その結果、ナッツの摂取量が認知症リスクにどう影響するか、約10年にわたる追跡調査で明らかになりました!


スペインの研究者たちは、40~70歳の5万人以上を対象に、ナッツの摂取量と認知症の関係を詳しく調査しました

75%以上の人がナッツを食べていない一方で、平均7年間の追跡で認知症を発症した人は約2.8%でした。ナッツを日常的に食べる人は、食べない人よりも認知症のリスクが12~13%低いことがわかり、性別や年齢、学歴、健康状態など多くの要因を考慮しても、結果は変わりませんでした。

つまり、ナッツを毎日少しでも食べる習慣が、認知症予防の一助になる可能性が示されたのです!


ナッツを1日ひとつかみ(約30g)まで食べる人は、食べない人に比べて認知症になるリスクが16%低いことが分かりました。ただし、それ以上の量を食べてもリスクの大きな低下は見られなかったそうです。


つまり、認知症予防には無塩ナッツがおすすめ!ということです。


焙煎有塩ナッツや両方のナッツを食べていた人にはリスク低下は見られませんでした。

研究では、日常的にひとつかみ(30g)までの無塩ナッツを食べることで、認知症予防に役立つ可能性が示されています。

摂取量が多い場合に効果が減る理由については、研究者たちもまだわかっていない部分がありますが、加工の影響があるかもしれないとのこと。

毎日のちょっとした習慣が、大きな健康効果につながるかもしれませんね。

私も、毎日、無塩のナッツ習慣を続けています(^^♪




 
 
 

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