102歳をらくらく生きる脳科学的健康講座No.674
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「畑の肉」を超える力──発酵が引き出す“大豆の真価⑤
◇発酵で“大豆の底力”が一気に目を覚ます
大豆は「畑の肉」と呼ばれるほど、植物性たんぱく質がたっぷり含まれた優秀な食材だ。
それだけでなく、ビタミンB群や食物繊維、さらに健康効果が期待される“機能性成分”まで備えている。
でも実は、大豆の力はここで終わらない。
「発酵」させることで、そのパワーはさらに強くなる。
発酵によって期待できるのは、
• 抗酸化作用のアップ
• 栄養素の吸収率アップ
• 複数の栄養素の含有量アップ
など、まさに“大豆の潜在能力を引き出す魔法”のような効果だ。
このシリーズではこれまで、大豆や発酵大豆食品の栄養価、機能性成分、食べるタイミング、そしておすすめの組み合わせを紹介してきた。

後編となる今回からは、大豆がもたらす健康効果や、食べすぎによるリスクはあるのかといったポイントを、やさしく解説していきます。
◇大豆で寿命が伸びる?死亡リスクが“60%以上”下がった研究も
まず注目したいのは、大豆と「死亡リスク」の関係だ。
大豆製品をよく食べる人は、寿命に深く関わる“全死亡リスク”が大きく下がる可能性があることが、長期研究から示されている。
徳島大学の中本真理子先生によると、愛知県の中高年2136人を約20年間追跡した研究では、豆腐・油揚げ・納豆・味噌などの大豆製品やイソフラボンを積極的にとっていた人は、最も少ない人に比べて全死亡リスクが60%以上低下していたという。
この集団では、がんや心血管疾患で亡くなる人が多かったが、イソフラボンの抗酸化作用が、こうした病気のリスクを抑える可能性があると考えられている。
さらに研究では、年齢、BMI、喫煙、飲酒、学歴、既往歴など、さまざまな要因を調整しても、大豆製品の摂取量が多いほど死亡リスクが低いという関連は変わらなかった。
野菜や果物、魚など“健康的な食品”の摂取量を調整しても、この傾向は続いていた。
イソフラボンは“多ければいい”わけではない
興味深いことに、イソフラボンの摂取量だけで見ると、
「たくさんとればとるほど良い」というわけではないことも分かっている。
適度な量をとった人が最も死亡リスクが低く、
摂取量が極端に多い場合は、逆にわずかにリスクが上がる傾向も見られた。
中本先生はこう説明する。
「大豆製品にはイソフラボンだけでなく、食物繊維、ビタミン、その他の機能性成分が含まれています。これらが“チーム”として相乗的に働くことで、健康長寿に結びついているのかもしれません」










































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