102歳をらくらく生きる脳科学的健康講座No.670
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「畑の肉」を超える力──発酵が引き出す“大豆の真価①
味噌、納豆、醤油──日本人が昔から親しんできた発酵食品の中心には、いつも大豆があります。
大豆はもともと栄養満点ですが、発酵によってその力は“別次元”へ。
微生物が大豆を分解し、新たな健康成分を生み出すことで、身体にうれしい効果がぐっと高まります。
このシリーズでは、大豆が発酵でどう変わるのか、そしてどんな場面で摂るとより健康に役立つのかを、楽しく深掘りしていきます。
◇広がる大豆ブーム──新商品から国の政策まで動き出す
近年、大豆をめぐる動きはますます活発です。
食品メーカーは従来の食べ方にとどまらず、フジッコの「ダイズライス」や「まるごとSOYカスピ海ヨーグルト」、アサヒコの「豆腐バー」、キッコーマンの「大豆麺」など、新しいスタイルの大豆食品を次々と生み出しています。
さらに、大豆由来の代替ミートを開発する企業も増え、食の選択肢は大きく広がっています。
国も大豆の可能性に注目し、国産大豆の生産拡大を目指しています。「食料・農業・農村基本計画」では、生産量を2023年の26万トンから2030年には39万トンへ増やす方針が示され、大豆はまさに国家レベルで期待される食材になっています。

◇静かに進む“大豆離れ”──日本人の食卓で何が起きているのか
企業や政府が大豆に力を入れる一方で、私たちの食生活では“大豆離れ”がじわりと進んでいます。
厚生労働省の「国民健康・栄養調査(2023年)」によると、日本人の1日あたりの豆類摂取量は平均55.4g。2017年の62.8gから少しずつ減り続けています。
この数字は豆類全体の量なので、大豆に限れば実際の摂取量はさらに少ないと考えられます。
豆類・大豆製品やイソフラボンの健康効果を研究する、徳島大学大学院の中本真理子先生はこう指摘します。
「減少の背景には、食生活の洋食化や外食の増加があります。豆腐などの伝統的な大豆食品より、肉を使った加工品のほうが手軽で味の好みも合いやすいのでしょう」
さらに、“大豆をよく食べる人”と“ほとんど食べない人”の差が広がっている印象があると話します。
大豆は栄養価が高く、実はいろいろな食べ方ができることをもっと知ってほしい。
大豆は昔ながらの食品だけでなく、現代のライフスタイルに合う形でも取り入れられる食材です。
大豆離れが進む今こそ、その魅力を改めて見直すタイミングなのかもしれません。













































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