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102歳をらくらく生きる脳科学的健康講座No.595

あなたの人生が変わる新栄養素講義

糖質の賢い摂取法:過剰や不足が引き起こす老化や筋肉減少を防ぐために⓵

糖質は全身の細胞のエネルギー源


糖質は、私たちの体にとって欠かせないエネルギー源です。

しかし、最近では健康志向の高まりとともに、「糖質は減らしたほうがいい」「糖質が病気の原因になる」といったネガティブなイメージが広まっています。

そこで、糖質とは一体何なのか、そしてどのように摂取することで健康リスクを回避できるのかを詳しく解説し、糖質との上手な付き合い方についての食事術をご紹介いたします。



糖質は、全身の細胞にとって重要なエネルギー源であり、私たちが生きていくために欠かせない栄養素です。


それにもかかわらず、最近では「糖質オフ」や「糖質制限」といった言葉が広まり、糖質摂取を減らすことが健康に良いとされていますが、なぜそのようなイメージが定着しているのでしょうか。


糖質とは、3大栄養素の一つである「炭水化物」の中から、食物繊維を除いた部分を指します。


具体的には、ブドウ糖や果糖などの単糖類、糖が2つ結合した二糖類、そしてでんぷんなどの多糖類が糖質に含まれます。


私たちは食事から摂取した炭水化物を消化・吸収し、その中から糖質を取り出して細胞に届け、エネルギー(ATP:アデノシン三リン酸)を作り出して活動しています。


体内には、脳や神経組織、赤血球、腎臓の尿細管など、主にブドウ糖をエネルギー源として利用する組織があります。


これらの組織が正常に機能するためには、糖質が欠かせません。


糖質が不足すると、これらの機能が低下することがあるのです。


藤田医科大学病院の食養部長である飯塚勝美先生によれば、「年齢や体格、運動量によって異なりますが、最低でも1日70~130gの糖質が必要だと考えられます」とのことです。


それにもかかわらず、なぜ糖質を減らすことが健康に良いとされるようになったのでしょうか。


この点について、詳しく考えてみることが重要です。(つづく)




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