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102歳をらくらく生きる脳科学的健康講座No.633

  • 執筆者の写真: 竹内久米司
    竹内久米司
  • 5月30日
  • 読了時間: 2分

◇あなたの心と体は何色?カラーで読み解くコンディション診断


自律神経に関する「ポリヴェーガル理論」を基にしたメンタルケアが今、話題になっています。

ポイントをわかりやすく解説していきます。


「落ち込みやイライラを自分のせいだと責めることが、メンタル不調をさらに悪化させる」と、公認心理師の吉里恒昭先生はそう警鐘を鳴らします。


人は悩みの原因を探そうとして、自分の性格や能力のせいにしがちです。


しかし、その負のループから抜け出すことこそ、心の回復には欠かせないのだとか。

そこで悩みを「体のコンディション」という視点で捉え直すことがお勧めです。

その手助けになるのが「ポリヴェーガル理論」です。





提唱者のポージェスは自律神経を3つの状態に分類し、それぞれの反応が心身の状態を左右すると考えました。


この理論を心理療法に活用すると、患者が自身の体の状態に気づき、心身の不調が改善していくケースも多いといいます。


吉里先生らは、この3つの自律神経の状態を赤・緑・青の3色で表現し、視覚的に分かりやすく伝えています。


自分の心と体がどの色に近いのかを知ることで、無理なくコンディションを整えるヒントになるかもしれませんね。


◇赤・緑・青…3つの体の反応


心と体の状態を色で表すと、理解しやすくなるとの考え方を提唱する吉里先生によると、赤・青・緑の3色が自律神経の働きを示すのだそうです。


は交感神経が優位になり、「アクセル」を踏んでいる状態。

集中して物事に取り組む、戦闘モードに入ったときの反応。


はブレーキがかかり、動けなくなる状態。ストレスで疲れ果て、何もする気が起こらないときの反応。


は「穏やかなブレーキ」で、リラックスし、安心感がある状態。心と体が落ち着き、穏やかに過ごせるときの反応。


この色の変化は、刺激や環境に対する体の自動的な反応であり、自分の意思でコントロールできるものではありません。


だからこそ、赤や青になったときも「自分が悪い」と責めず、「今、体が防御反応をしているんだ」と理解することが大切なのです。


例えば、「会社からの突然の電話でドキッとしたときは赤」「人間関係でしんどくなり、帰宅後に青になって寝込んでしまった」など、色で考えることで自分の状態を客観視しやすくなるといいます。


自分を責めずに、自律神経の働きを受け入れることで、心と体のバランスを整えるヒントになるかもしれませんね。

 
 
 

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