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102歳をらくらく生きる脳科学的健康講座No.573

健康的な飲酒のコツ、お酒と上手につき合うためのポイント⑥

◇少量の飲酒でも顔が赤くなる人は咽頭・食道がんに注意!


お酒をたくさん飲む人は、肝臓がんの心配があるかもしれませんね。


お酒をたくさん飲むと、これまで述べてきたように、肝臓の状態が悪くなり、肝臓がんになるリスクが高まります。


でも、実は肝臓がんだけでなく、咽頭がんや食道がん、大腸がん、乳がんなどもリスクが上がることが明らかになっています。


そして、驚くべきことに、咽頭がんや食道がんに関しては、少しの量のお酒で顔が赤くなる人がたくさん飲むと、がんにかかりやすくなると言われています。


なぜかというと

お酒を飲むと、体内でアルコールが分解され、がんを引き起こす可能性のある物質であるアセトアルデヒドになります。


このアセトアルデヒドが分解されると、無害な物質に変わります。


しかし、たくさん飲むと、体がアセトアルデヒドを十分に処理できなくなり、血液中のアセトアルデヒド濃度が上がってしまいます。


特に舌や口の中では、アセトアルデヒドの濃度が高くなります。


そして、食道にはアセトアルデヒドを分解する酵素が少ないため、アセトアルデヒドが長い時間食道にとどまります。


そして、少しの量のお酒で顔が赤くなる人は、この酵素の働きが弱い場合が多いんです。


だから、少しの量のお酒で顔が赤くなる人がたくさん飲むと、アセトアルデヒドが咽頭や食道に長く留まり、がんになりやすくなるんです。


お酒を飲むときは、ストレートではなく、水やジュースで割って飲むようにするのがお薦めです。

私はお酒は水と交互に飲むように心がけています。




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