102歳をらくらく生きる脳科学的健康講座No.571
健康的な飲酒のコツ、お酒と上手につき合うためのポイント④
◇1日のお酒の上限量の目安は?
肝硬変を引き起こす飲酒量は、男性で約1520kg、女性で約1050kgと言われています。
患者の平均年齢は男性が63.9歳、女性が56.9歳で、1日の平均飲酒量は男性で109.3g、女性で101.1gでした。これほどの量を毎日飲み続けると、リスクが高まります。
では、飲酒のリスクを減らすにはどうすればいいのでしょうか。
実際には個々の体質や耐性に応じて、飲酒量の上限を考えることが重要です。
例えば、顔が赤くなるけれどもある程度は飲める人や、肥満、糖尿病のある人には、1日あたり純アルコールで40gまでが適切としています。
顔が赤くならない人は60gまでが許容範囲とされています。
ただし、これらの上限値は、普段飲み過ぎている人にとっての「減量」目標です。ですから、もし普段から少ない量で満足しているなら、それが最善と云えます。
厚生労働省の「節度ある適度な飲酒」の基準は、1日平均純アルコール摂取量が約20g程度となっています。
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