102歳をらくらく生きる脳科学的健康講座No.524
バナナで腸活? 見直される機能と効果的な食べ方⑥
◇バナナの効果を最大限に引き出すタイミングと食べ方
お薦めは、「朝バナナ」、運動前の摂取で脂肪燃焼アップも期待できます。
バナナには、吸収がゆるやかなフラクトオリゴ糖のほか、ブドウ糖、果糖、ショ糖などのエネルギーになりやすい糖質も含まれてます。
ですから、ダイエット時に食べるなら「体が蓄積モードに入る夕方以降は避け、代謝が活発になる朝摂取をお薦めします。
朝の糖質は、体を目覚めさせ、活動モードに入れる働きもあります。
バナナに足りないたんぱく質と合わせて食べると栄養バランスもよくなります。
ビタミンB群の効果で代謝も効率よく進みますよ。
また、バナナはかさがあり、腹持ちが良いため、空腹時のスイーツ代わりにもいいです。
食事の前に食べておけば、食べすぎを防いだり、食事量を減らす効果も期待できそうですね。
また、体を作りながら効率よくやせたい人は、運動前にとることをお勧めします。
脂肪を燃焼させるのにも、たんぱく質の代謝にもエネルギーが不可欠。運動の前にバナナで糖質を補っておけば、脂質の燃焼やたんぱく質の代謝が高まります。
ダイエット中は、ジュースなどに加工するのではなく、消化がゆるやかな生で食べること。そのほうが、血糖値は上がりにくいのです。
<まとめ>バナナが腸活にいい理由
腸内環境が改善する
腸のお掃除役の不溶性食物繊維を含む。フラクトオリゴ糖が、大腸に届いてビフィズス菌などのエサになり、酪酸などの短鎖脂肪酸を増やす。腸内環境を良くする。
便通がよくなる
バナナに豊富に含まれるマグネシウムは、便の水分量を増やして軟らかくし、お通じを良くする作用がある。体内の酵素の働きを助けるほか、丈夫な骨や歯の形成にも欠かせない。
お腹のハリが軽減する
お腹のハリの原因のひとつが、大腸内に滞留する便や悪玉菌から発生するガス。バナナの摂取で腸内環境が改善し、膨満感が軽減するという研究報告がある。
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