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102歳をらくらく生きる脳科学的健康講座No.446

脳はアルコールを欲しがる? この不思議な相性!④


もちろん、飲み過ぎれば深刻な影響が全身に…


脳がアルコールを欲しているといっても、大量に飲んでもいいというわけではありません。


ものには必ず限度というものがある。


 大量の酒を飲んで「血中アルコール濃度」が急上昇すると、脳に大きな影響が出て、それが全身に波及することは明らか。


アルコールが前頭葉に影響を与えて、ほろ酔い気分になったり、陽気になったりしているうちはまだいい。


しかし、小脳に影響が出てくると、今度は、ふらついたり、千鳥足になってくる


そして、さらに進むと意識がなくなり、最悪の場合、死に至ってしまうことに。


急性アルコール中毒にならないよう気をつけるのはもちろん、アルコールの分解能力が低い人は血中アルコール濃度が上がりやすいので注意が必要。



短時間に大量のお酒を飲み過ぎないようにすることに加えて、習慣的に飲み過ぎることで、肝臓にダメージが生じ、がんなどの病気のリスクも上がるので注意しなければなりません。


前回解説したようにアルコールで脳が萎縮しても認知機能にはさほど影響はありませんが、習慣的な飲酒が動脈硬化や糖尿病などのリスクになり、それらがやがてアルツハイマー型認知症や脳血管性認知症につながる恐れは大です。




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