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102歳をらくらく生きる脳科学的健康講座No.443

脳はアルコールを欲しがる? この不思議な相性!①

◇人が酒を欲するのは「脳がアルコールを欲するから?」


オンラインクラブセミナーで「少量の飲酒でも継続することで脳が萎縮する」という世界的に信頼度の高い研究結果を紹介しましたが、衝撃を受け会員の方も多かったと思います。


勿論私もその一人です(^_-)-☆。


さて、一方で「アルコールで脳が萎縮しても、認知機能にはあまり影響は出ない」と話すのは

臨床脳研究の第一人者で、自然科学研究機構生理学研究所の柿木隆介名誉教授。

なにか安堵させられるお話です。


そこで、今回は、なぜ脳とアルコールの相性がこんなに良いのか、

また、脳はアルコールからどんな影響を受けるのかについて、もう少し深掘りしていきます。


そこで、人が酒を欲するのは「脳がアルコールを欲するから?」なのか考えてみましょう。


まず、そもそも脳の萎縮は避けられない加齢現象であもあります。


ですから、年を取ると脳の神経細胞が死んで萎縮が起きる。


一般的には、30代くらいから脳の萎縮が少しずつ始まり、65歳を過ぎると、肉眼でも分かるほど萎縮が進んでいくという。


 飲酒はこの加齢による脳の萎縮を進めるのだが、アルコールによる脳の萎縮は、アルツハイマー型認知症などの脳の萎縮と違って、認知機能にはそれほど影響を及ぼさないのだという。


 しかも、実は、どのようなメカニズムによってアルコールで脳が萎縮するのかは、まだよく分かっていないのです。衝撃的な報告があったのに不思議なことです。


 それどころか、脳とアルコールは相性が良く、「人が酒を欲する気持ち」にも脳が関わっているのではないかという指摘もあるのです。


 いったいどういうことだろうか。


     次回に続く




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