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くめちゃんのつぶやき脳No.434


◇クイズで学ぶ、老化の元凶「糖化」のリスクが高い人の特徴は?


オンラインクラブセミナーでも取り上げた老化の元凶「糖化」に関する問題です。是非、今日からのセルフケアに役立ててください


【問題】

体内で余った糖がたんぱく質と結びつくことによって起きる「糖化」は、老化の元凶ともいわれています。糖化リスクの高い人の特徴として、以下のうち間違っているのはどれでしょう?


(1)血圧の上と下の差が大きい

(2)空腹時血糖値が異常値を示している

(3)体が柔らかい。前屈が得意

(4)老け顔である

(5)歯周病がある


【解解説】

体内で糖が過剰になると、余った糖がたんぱく質にくっついて「糖化反応」が起こります。

その後、時間をかけてAGEs(終末糖化産物:Advanced Glycation End Products、エージーイーズ)になります。


そしてこのAGEsが蓄積することで、皮膚や血管、内臓、関節、骨など全身に悪影響が及び、老化が進んでしまうことが分かってきました。


 AGEsは、新型コロナウイルスなどの感染症のリスクや、アルツハイマー病などによる脳の病気とも関係していると考えられてもいます。


 通常、体には、ウイルスなどが感染した細胞やがん化した細胞を「異物」と認識し、除去しようとする「自然免疫」のシステムが存在します。


ウイルスに感染したり、がん化した細胞に対して、NK(ナチュラルキラー)細胞などが立ち向かい、除去するのもその仕組みの1つです。


しかし、NK細胞などの免疫細胞は、血糖値が高く糖化ストレスの高い状態では、その機能が落ちることが報告されています。


 また、アルツハイマー病の患者の脳では、アミロイドβ(ベータ)というたんぱく質が沈着して塊になり「老人斑」というシミを形成します。


老人斑は、神経細胞を破壊したり、炎症を引き起こしたりして、認知機能を低下させていきます。

このアミロイドβは、AGEs化すると、凝集・沈着しやすくなることが知られています。


 AGEsが全身のさまざまな機能に悪影響を及ぼすとなると、気になるのは、自分の体の中で糖化は進んでいるのか、知りたいですよね。


そこで以下の9項目をチェックしてみてください。

糖化のリスクをある程度確認できます。








このチェックリストで多くの項目が当てはまる場合、医療機関などで糖化の度合いを具体的に調べる方法があります。


 炎症の有無を調べる指標として、「CRP検査」というものがあります。CRP(C-リアクティブ・プロテイン)は、体内に炎症が起きると血液中に現れてくるたんぱく質の一種です。


最近、かなり高い感度でCRPを測定できるようになってきました。この数値が高い人は、AGEsがたまっていて慢性的な炎症が起こっている可能性があります。CRP検査ができるかどうかは、かかりつけ医に相談してみましょう。


 また、「AGEリーダー」という医療機器で直接AGEsを測定することもできます。

この小型の機器を腕にのせると、15秒ほどでAGEsが測定できます。

検査費用は¥4,500ほどです。


AGEリーダー導入施設はこちらです☟


【正解(間違っている説明)」は、(3)体が柔らかい。前屈が得意 です。実際には、体が硬く、前屈が苦手な人のほうが糖化のリスクが高いと考えられます。

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