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くめちゃんのつぶやき脳No.413 102歳をらくらく生きる脳科学的健康講座

◇コレステロールと中性脂肪、どう違うの?①


健康診断でコレステロールや中性脂肪が高いと指摘されたことはありませんか。

これは生活習慣病の脂質異常症ということ。


そこで、あわててコレステロールや中性脂肪を下げるにはどうすればいいのか?

そもそも、コレステロールと中性脂肪のはどう違うのか?

あらためて問われると、正確に答えられる人はすくないのではないでしょうか。


メタボを解消し、パワフルな体をつくるために知っておきたい基礎知識を脳科学的健康講座として、

シリーズでお伝えしていきます。


今回は知っているようでよく知らないコレステロールと中性脂肪の違いとそれぞれの対策についてお伝えしていきます。


さて、現在、中高年の生活習慣病の中で、「脂質異常症」と指摘される人は高血圧の次に多く、

予備群も含めると国内で2000万人以上もの人が該当するといわれています。

脂質異常症とは血液中の脂質、すなわち「コレステロールや中性脂肪」に異常がある病気のことです。


この、脂質異常症には4つのタイプがあります。


①高LDLコレステロール血症: 「悪玉」と呼ばれるLDLコレステロールが多い(140mg/dL以上)、

②低HDLコレステロール血症:「善玉」と呼ばれるHDLコレステロールが少ない(40mg/dL未満)、

③高non-HDLコレステロール血症:善玉以外の総コレステロールが多い(170mg/dL以上)、

④高トリグリセライド血症:中性脂肪が多い(150mg/dL以上)

です。


このうち、1つでもあれば脂質異常症と診断されます。高血圧と同じく、脂質異常症になると動脈硬化が進み、心筋梗塞や脳卒中で命を落とすリスクが高くなります。


このうち、メタボん診断基準になっているのは低HDLと高中性脂肪です。


ところが、高LDLコレステロールはめたぼの診断基準に入っていないのです。


そのためLDLコレステロール値が高くても軽く考えがちです。

それは単に「内臓脂肪の蓄積から生じるリスクではない」というだけで、動脈硬化は進みます.


一般に太っている人が体重を減らすとHDLコレステロールと中性脂肪は改善しますが、LDLコレステロールは体重と関係ないことも多いので改善するとは限らないのです。


そのため腹部肥満(へそ回りが太い)のメタボとは別というだけなので、誤解しないようにしてください。

さらに言えば、やせていてもLDLコレステロールが多いと脳卒中や心筋梗塞のリスクがあるのです。




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