くめちゃんのつぶやき脳No.378
◇お酒で太る?、太らない? ①
お酒を飲むと太るのか、太らないのか。
肥満を予防するためには、お酒も控えたほうがいいのか?
これは愛飲家にとっては気になるところ。
お酒は「エンプティ―カロリー(カロリーゼロ)」だから太らない説にすがりたいところでしょう。
酒と肥満の関係についての最新研究では、「お酒はエンプティカロリーだから太らない」説は間違いであることが明らかになってきました。
お酒に含まれる純アルコール(エタノール)は、1g当たり7.1kcalのエネルギーがあります。
このうち70%ほどは代謝で消費されてしまうので、同じカロリーを脂質や糖質でとったときよりも、体重増加作用が少ないのというのが「エンプティカロリー説」。
コロナ禍で家飲みの気安さからつい酒量が増えてしまっている人が多いのでは。
こうした今だからこそ、巷で流布されている「エンプティカロリー説」の真偽と、「お酒を飲むと太るのかどうか」についてはっきりさせたいところです。
結論から話すと、お酒はエンプティカロリーではないのです。で
すから当然、飲み過ぎれば肥満につながります。
つまり、お酒に含まれるエタノールはれっきとしたエネルギー源なのです。
お酒を飲むときはおにぎりを食べるのと同じ感覚で、太ると思って飲んだほうが賢明です。
愛飲家にとっては「まさか!」と思われるでしょうね。
でも、文部科学省の食品成分データベースによれば、ビール1缶(355mL)にはアルコールが14g、糖質が11~12g含まれ、エネルギーは150kcal前後。同様に、ワインだと小グラス1杯(118mL)で90~100kcal、日本酒1合が200kcal近くあるのです。
一方、コンビニで売られているおにぎりは、1個当たり170~180kcalぐらい。
ですから、計算上はほぼビール1缶、日本酒1合、ワイン2杯と同程度ということになります。
これはショックですね!
これまで、蒸留酒のウイスキーや焼酎、また糖質ゼロのハイボールであれば、カロリーゼロなので太らないと推奨されてていましたよね。
でも、事実は。焼酎やウイスキーなどの蒸留酒は糖質はゼロですが、アルコール由来のカロリーがあるのです。
つまり、糖質が含まれていないお酒なら太らないのではなく、お酒そのものが太るということなのです(+_+)。
ですから、糖質ゼロだからと安心して飲み過ぎたらダイエットのはならないのです。
つづく
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