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くめちゃんのつぶやき脳No.376

◇尿の色が変わった! どんな病気のサイン?


前回、腎臓と水分摂取についてお話ししましたので、今回は腎臓に関連の記事を

紹介します。題してクイズで学ぶ「尿と病気の関係」です


【問題】

正常な尿の色はわずかに茶色がかった淡い黄色ですが、これとは別の色の尿が出たときは、病気が原因である可能性が考えられます。尿の色と病気の関係について、以下のうち間違っているものはどれでしょう?


(1)尿が常に濃い黄色や濃い褐色の場合は、肝臓の病気が疑われる

(2)白く濁った尿は、尿道炎、膀胱炎、腎盂腎炎などの感染症が疑われる

(3)ほんのり茶色がかったピンク色の尿の場合は、膀胱がんなどが疑われる

(4)透明な尿が出る場合は、水分をたくさんとりすぎただけなので気にしなくてよい



さて、みなさんはどう考えますか?



尿の色が変わるといえば、一番よくあるのが血尿です。

普段より尿の色が赤いと気づきドキっとしたことありませんか?

血尿とは尿の中に血液(赤血球)が含まれている状態のことです。

尿を作る「腎臓」、尿をためる「膀胱」、尿の通り道である「尿管・尿道」のどこかに出血の原因となる病気が潜んでいる可能性があります。


 血尿の色は、尿に含まれる血液の量に応じて薄いピンク色から真っ赤な鮮血までさまざま。

また、血尿が膀胱にたまって時間がたった場合は、褐色だったり黒っぽく見えたりすることも。血尿は色の出方によって発生場所を推測することも可能です。

例えば、膀胱よりも上の臓器の血尿では尿がいったん蓄積される間に褐色に変化することが多く、逆に明るい色(ピンク色など)の場合は膀胱より下の血尿と考えられます。


痛みなど症状の有無も、病気を判断するうえで重要です。脇腹が痛んで血尿が出た場合には尿路結石症が考えられます。腎臓の中でできた結石が尿管に流れ出たときに粘膜が傷つき、血尿となるからです。また、血尿が出た後に下腹部や尿道付近が痛む場合には、急性膀胱炎や前立腺炎が疑われるとのこと。 

 注意したいのは、こうした症状がほとんどなく、突然血尿が出た場合。腎臓、膀胱、尿管のがんが疑われるので、素人解釈をしないですぐに専門医を受診しましょう。


それでは、血尿以外の色の変化ではどのようなものがあるでしょうか。


基本となる正常な尿の色は、淡い茶色から黄色です。これが、汗をかいたり水分不足になると、濃い黄色や茶褐色となります。高熱が出たときなども濃縮されて濃いいrになります。


 逆に、水のような透明な尿が出る場合もあります。水分をたくさんとりすぎたときなどに起こりますが、それ以外でも糖尿病や腎臓病などで尿の量が異常に多くなると、色が薄まって無色になります。


無色透明の尿が何日も続くようなら、疾病を疑って診察を受ける必要もあります。


 水分不足などの原因がないのに、尿が常に濃い黄色や濃い褐色をしている場合は、肝臓の病気が疑われます。


肝臓に障害が起こると、黄疸の原因となるビリルビンという胆汁色素が血液中にたくさん流れ出し、それが尿からも排泄されるようになるからです。

こうした肝臓疾患による尿の色の変化は、かなり症状が進んだ場合に起こります。

白く濁った尿は、尿道炎、膀胱炎、腎盂(じんう)腎炎などの感染症が疑われます。白くなるのは尿に白血球や細菌が混じるため。排尿時の痛み、発熱、血尿などの症状にも要注意です。


 朝起きたらまずトイレという人は多いでしょう。

朝いちばんの尿にはさまざまな情報が詰まっているので、尿の色の変化を確認し、病気のサインを早めにキャッチしましょう。






正解(間違っているもの)は、

(4)透明な尿が出る場合は、水分をたくさんとりすぎただけなので気にしなくてよい です。

糖尿病や腎臓病などで尿の量が異常に多くなると、尿の色が薄まって無色になることがあります

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