くめちゃんのつぶやき脳 No.199 夏を過ぎると急増!夏バテを乗り切るために②
◇対策1
まずは3食しっかり食べる、栄養を気にするのはその次
夏バテ対策のためには、下の表にあるような栄養をバランスよく摂る必要があるが、「食欲が落ちてしまっているときは、まずは3食しっかり食べることから始めましょう。
胃の調子が悪ければ、おかゆのようなものでも構いません。最初は栄養のバランスは気にしないで、自分が食べたいと思うものを食べればOK。
夏バテには精神的な影響もあるので、少量ずつでも規則正しく食べることで、「きちんと食べているから、元気になれるはず」と自信がわいてくる。
3食をきちんと食べられるようになったら、次は不足しがちな栄養素を積極的に摂ろう。
のどごしのよい麺類には炭水化物が多く、脂質、たんぱく質、ビタミン、ミネラルなどが不足しがち。
例えばそうめんなら、一緒にネギやシソ、ミョウガなどの薬味をたっぷり摂りましょう。
コンビニで買って食べるときは、ゆで卵やヨーグルトをプラスするのもよい。どちらもたんぱく質、ビタミン、ミネラルが豊富に含まれる優等生の食品。ヨーグルトは腸の調子を整える役にも立つ。
蕎麦なら「ざる」や「かけ」はやめて、天ぷら蕎麦にしたり、とろろ蕎麦に生卵を落としたりするといい。具だくさんの冷やし中華もお勧めだ。
食欲がわいてきたら、定食なども食べるようにしたい。麺類やおかゆは、あまり噛まずにつるっと飲み込みがちですが、消化のためにはしっかり噛んで唾液を出すことが大切。定食で、ごはんやおかずをしっかり噛んで食べましょう。
消化機能の衰えをサポートするには、消化を助ける食品も積極的に摂るといい。
納豆、オクラ、山芋などネバネバする食品に含まれるムチンという成分には、消化を助ける働きがあります。
大根おろしも、ジアスターゼなどの消化酵素が含まれていて、消化を助けてくれますし、不足しがちなビタミンCをたくさん含んでいます。
ビタミンCは時間とともに失われてしまいますので、おろしたてを食べるようにしましょう。