くめちゃんのつぶやき脳 No.188 「そんなに食べていないのに痩せない」?
これは私がよく受ける質問のひとつですが、みなさんもこんな会話を聞くことありませんか?
そんな時にどんな風に対応していますか?
実は相談者につかっていけないNGワードがあります
それは
①「知らないうちに、食べているんですよ!」
(相手の気持ちに共感しない)
②「食べていないのなら、太るはずはありません!」
(頭ごなしに否定)
③「食べなければ、痩せます!」(あいまいな食事指導)
「そんなに食べていない」というひとの気持ちの裏には、「〇〇と比べて」そんなに食べていないという比較の心理が働いています。
この「〇〇と比べて」の〇〇に入る言葉が、ひとさんによって異なります。
あるひとは、自分の若い頃と比べて「若い頃はいくら食べても太らなかったのに、今はそんなに食べていないのに太る」と考えています。
また、あるひとは「同じ年代の友人や知人と比べて、食べていない」と考えているかもしれません。
「私の友達は痩せているのに外食のときはよく食べるし、デザートも注文している」などとうらやむ気持ちがストレスにつながる恐れもあります。
なかには、「同居している家族と比べて」そんなに食べていないという人もいます。
「旦那と比べて、食べていない」「おばあちゃんは肉や甘いものを食べているのに」と訴える人もいます。
まずは、そのひとが何と比較しているのかを明らかにしましょう。
次に、食べている量は同じでも、比べているその人と、何が違うのかを考えてもらいます。
それに気付くことができれば、減量に向けて前向きに考えることができますね。