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くめちゃんのつぶやき脳 No.177 ◇1日1杯でも効果、コーヒーが死亡率を改善

珈琲党にはちょっと嬉しい報告です(^_-)-☆

これまでの様々な研究から、コーヒー摂取により全死因死亡ならびに疾患特異的死亡は逆相関すると、つまりこうした死亡因リスクを低減すると言われてきています。

今回、岐阜大学大学院医学系研究科疫学・予防医学分野の山川 路代氏らが、岐阜県高山市で実施された研究(高山スタディー)で、コーヒー1日1杯以上の摂取が全死因死亡および心血管疾患、感染症、消化器疾患による死亡を低減することを明らかにしました。

 著者らは、高山スタディにおいて、1992年の時点で、がん、冠動脈疾患、脳卒中の既往がない35歳以上の住民2万9,079人を対象とし、2008年まで追跡調査をしています。

本研究は、コーヒー摂取と全死因死亡ならびに疾患特異的死亡の関連を食事や生活習慣の因子で調整して統計評価した。また、コーヒー摂取量を含む食事摂取量は食事摂取頻度調査票(Food Frequency Questionnaire:FFQ)を用いて評価。

 主な結果は以下のとおり。 ・平均追跡期間は14.1年であった。

・41万352人年が解析に含まれ、5,339例が死亡した。

・コーヒー摂取により全対象者の全死因死亡および心血管疾患による

死亡は低減の傾向に、 つまり、逆逆相関していたが、がんとの相

関関係は認められなかった。

・まったく飲まない人の全死因死亡と比較した場合、統計解析の結果 は、一日1杯未満にくらべ、一日1杯、2杯から3杯と摂取が増える につれて低下した。

・心血管死で調整すると、やはり珈琲摂取によりそれぞれ低下の関係 を示した。

・ほかの原因による死亡でも逆相関がみられ、とくに感染症や消化器 疾患による死亡でみられた。

コメント

私が、まだ東京薬科大学院の薬理学研究室で研究生活を続けていたころ、のちに教授になられた岡希太郎先生が珈琲研究の第一人者として薬理学的研究をされておりました。当時は珈琲は健康によくないという間違った風潮が広がっていた中、珈琲の有用性を発表(珈琲一杯の薬理学 医薬経済社 2007年)。

私もそれ以来、岡先生と珈琲のファンに(^_-)-☆

最近では珈琲の健康効果が多方面から証明されてきており、1日3から5杯ほど飲む珈琲愛好者として嬉し限りです(^_-)-☆

珈琲好きが高じて自宅の書斎でコーヒーの木を10年来育てて楽しんでいます(^_-)-☆。もう私の背を越す高さに成長してます (^_-)-☆

原著論文はこちら☟

Michiyo Y, et al. Public Health Nutr. 2019 May 20:1-8. [Epub ahead of print]

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