くめちゃんのつぶやき脳 No.92 暑さを乗り切る栄養学④
◇今からでも間に合うサマーライフ食事偏
栄養バランスをととのえるには「5色」の食材をそろえるのがコツです。
バランスのよい食事が夏バテ予防には大切とわかっていても、実際に毎日のメニューを考えるのはとても大変です。そこで簡単にできることとして、食材の色に注目していきましょう。
赤・黄・黒・緑・白の5つの色で食材を選んで料理を作れば、自然と栄養バランスがとれていきます。
買い物のときに食材の色で選べば、栄養素を調べる手間もかかりませんし、簡単にできるので継続しやすいでしょう。
また、カラフルなメニューは見た目にも食欲が増し、食事の時間も楽しくなるはずです。
酸味」を効果的に使って疲労回復を促すのがお勧めです。
夏バテ予防の食事として「酸味」です。
酸味のあるレモンや梅干しなどをとると、疲労回復が促されます。
これは、レモンや梅干しに、エネルギー産生に必要なクエン酸が豊富に含まれているためです。食欲を増進する効果もあります。 レモンは搾(しぼ)ってサラダなどにかけたり、搾り汁を水やお湯で割って飲んだりするとよいでしょう。
梅干しはそのまま食べるほか、魚介や野菜に加えて煮ると、暑い日にもおいしい爽やかな味になります。
豚肉やうなぎに多いビタミンB1でスタミナアップ
ビタミンB1は、糖質を分解してエネルギーに変える栄養素で、夏バテ対策に有効です。
ビタミンB群は豆類や魚介類に多いのですが、ビタミンB1はやや特殊で、豚肉やうなぎに多く含まれています。夏バテがひどくなりそうなときは、これらを食事に取り入れましょう。 ビタミンB1をとるときは、にんにく、にら、ねぎ類などと一緒にとると効果的です。
特有のにおいのあるこれらの野菜には、ビタミンB1の吸収を促すアリシンという成分が豊富に含まれています。