くめちゃんのつぶやき脳 No.12
くめちゃんのつぶやき脳 No.12
◇日本酒、ビール、ワイン 糖質が一番少ないのはどれ?
ダイエットのために、食べ物や飲み物の糖質を気にしている人も多いかと思いますが、では、日本酒、ビール、ワインのうち、最も糖質が低いのはどれでしょうか?
(1)日本酒
(2)ビール
(3)ワイン
正解は、(3)ワイン です。
ワインの健康効果としては、赤ワインに含まれる「ポリフェノール」がよく取り上げられますが、低糖質であることも大きなメリットなのです。
あまり知られていませんが、ワインは醸造酒の中でも圧倒的に糖質が少ないお酒です。
糖質を気にする方はワインを選ぶといいですよ(^_-)-☆
「日本食品標準成分表2015年版(七訂)」(文部科学省)によれば、
赤ワイン、白ワインの糖質は100g当たりそれぞれ1.5と2.0g。
これは、日本酒の3.6~4.5g、ビールの3.1~4.6g(いずれも、純米酒と本醸造酒の60%から3分の1程度です。
ちなみに、100g当たり糖質1.5gというのは、糖質が少ない食品として知られるシイタケ(菌床栽培・生、1.5g)と同等の数値なのです。
糖質の量だけでいえば、焼酎やウイスキーは0(ゼロ)gと断トツに低いですが、トータルのカロリーで比較すると、焼酎は100g当たり146~206kcal、ウイスキーは237kcalなのに対して、ワインは赤白共に73kcalと低く、ワインは全体のバランスがとれたお酒なのだといえます。
さらに、適量のワインは血圧を下げる効果が期待できます。
イギリスのリバプール・ジョン・ムーアズ大学の研究者が、6000人を対象に、運動、食事、肥満度と血圧の関係を調べたところ、ワインを多く摂取する人は血圧が統計的に有意に低かったという調査結果を出しています。
一方、ビールの場合は血圧は上昇しています。
この調査では、ワインを飲む人の中で1日約250ml程度たしなむ人が最も血圧が低いという結果です。
ワインの血圧を下げる効果について、ワインにはカリウムが多く含まれ、カリウムには、ナトリウム(塩分)を体から排出する働きがあるからです。
また、ワインの味わいの特徴の一つである酸味の基となっている酒石酸や乳酸などの有機酸は、腸内で悪玉菌の生成を抑え、善玉菌を活性化させる働きがあり、腸内環境を整える効果が期待できます。
さらに、ワインに豊富に含まれるポリフェノールも腸内環境を良くするのに一役買っています。
低糖質であり、血圧を下げたり腸内環境を整えたりする効果も期待できるとなれば、健康が気になる人にワインが人気なのも納得ですね。