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納豆が心血管疾患死の低下に関連?

  • 竹内久米司
  • 2016年12月25日
  • 読了時間: 2分

大豆の摂取と心血管疾患リスクの関連については、巷間様々な効果が流れていますが、科学的にははまだ不明のままでした。

また強力な線維素溶解酵素が含まれている納豆については、心血管疾患との関係を検討されていませんでした。

今回、岐阜大学の永田 先生らが、住民ベースのコホート研究(高山スタディ)において、納豆・大豆タンパク質・大豆イソフラボンの摂取量と心血管疾患の死亡率との関連を調べたところ、納豆の摂取が心血管疾患死亡率の低減に貢献していることが示唆されたと報告されました。

本研究には、高山スタディに参加した35歳以上の男性1万3,355人と女性1万5,724人が含まれ、1992年の募集時に各被験者に半定量的食物摂取頻度調査が実施されたものです。  主な結果は以下のとおり。 追跡期間中に心血管疾患により1,678人が死亡した(うち、脳卒中677人、虚血性心疾  患308人)。

・納豆摂取量がすべての心血管疾患による死亡リスクの低下と有意に関連していた

・すべての心血管疾患による死亡リスクと、総大豆タンパク、総大豆イソフラボン、納  豆以外の大豆製品からの大豆タンパク質や大豆イソフラボンの摂取の間に、有意な関  連は認められなかった。

・納豆摂取量は虚血性脳卒中による死亡リスクの低下にも有意に関連していた

原著論文はこちら

Nagata C, et al. Am J Clin Nutr. 2016 Dec 7. [Epub ahead of print]

 

 
 
 

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