102歳をらくらく生きる脳科学的健康講座No.611
- 竹内久米司
- 2024年12月20日
- 読了時間: 1分
あなたの人生が変わる新栄養素講義
◇運動してもコレステロールは簡単に減らない理由
さて、前回、中性脂肪はガソリンのようなもので、それを減らす仕組みは単純で、つまり筋肉を動かして燃やせばなくなるし、食べ物から補給しなければなくなると解説しました。
一方、コレステロールはガソリンではないので、運動してもなかなか減らないのです。
そこで、まずコレステロールがもつ3つの役目について開設します。
(1)「細胞膜の材料」になる、
(2)「ホルモンの材料」になる、そして、
(3)「胆汁酸」という消化液の材料になる、という3つです。
LDLコレステロール(*1)は増えすぎると動脈硬化を進めるので「悪玉」と呼ばれますが、このように大切な役割を担っており、実は体には絶対に必要なもの、なければ生きていけないものなのです。
( *1 LDLコレステロールとHDLコレステロールは脂肪を運ぶカプセル(リポたんぱく)の中の中性脂肪の割合が違うだけで、中身のコレステロール自体は同じもの。でも、全く異なる働きをします。)

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