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102歳をらくらく生きる脳科学的健康講座No.609

あなたの人生が変わる新栄養素講義

コレステロールと中性脂肪の違いって何?①


健康診断でコレステロールや中性脂肪が高いと指摘される人が非常に多いです。

これは脂質異常症という生活習慣病です。

コレステロールや中性脂肪を下げるにはどうすればいいのか?

コレステロールと中性脂肪の違いとは?

メタボリックシンドローム(メタボ)を解消し、一生ものの体をつくるために知っておきたいことを解説しているこのシリーズでは,今回は知っているようでよく知らないコレステロールと中性脂肪の違いとそれぞれの対策について開設していきます。


現在、生活習慣病の中でも、高血圧の次に多く、予備群も含めると国内で2000万人以上もの人が該当するのが「脂質異常症」です。


脂質異常症とは血液中の脂質、すなわち「コレステロールや中性脂肪」に異常がある病気です。

そこで今回はコレステロールと中性脂肪について開設していきます。


さて、脂質異常症には4つのタイプがあります。

「悪玉」と呼ばれるLDLコレステロールが多い「高LDLコレステロール血症」(140mg/dL以上)、「善玉」と呼ばれるHDLコレステロールが少ない「低HDLコレステロール血症」(40mg/dL未満)、善玉以外の総コレステロールが多い「高non-HDLコレステロール血症」(170mg/dL以上)、中性脂肪が多い「高トリグリセライド血症」(150mg/dL以上)です。

中には4つすべて当てはまる人もいますが、1つでもあれば脂質異常症と診断されます。




高血圧と同じく、脂質異常症になると動脈硬化が進み、心筋梗塞や脳卒中で命を落とすリスクが高くなります。


 このうちHDLコレステロールが少ないことと中性脂肪が多いことは高血圧や高血糖と同じく「メタボ(メタボリックシンドローム)」の要素に入っていますが、多くの人が健診で引っかかるLDLコレステロール値が高いことはメタボの基準には入っていません。


そのためLDLコレステロール値が高くても軽く考える人もいるのですが、それは単に「内臓脂肪の蓄積から生じるリスクではない」というだけです。でも、LDLコレステロール値が高いと、それだけで動脈硬化が進みます。


 一般に太っている人が体重を減らすとHDLコレステロールと中性脂肪は改善しますが、LDLコレステロールは体重と関係ないことも多いので改善するとは限りません。


そのため腹部肥満(へそ回りが太い)が前提のメタボとは別というだけなので、くれぐれも誤解しないようにしてください。


さらに言えば、やせていてもLDLコレステロールが多いと脳卒中や心筋梗塞のリスクがあるのです。

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​代表 薬学博士 竹内 久米司

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