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102歳をらくらく生きる脳科学的健康講座No.605

あなたの人生が変わる新栄養素講義


◇ヘルシーとされる魚介類や鶏むね肉・・でも食べ過ぎには注意②


骨粗しょう症予防にカルシウムを補うため、牛乳や小魚を積極的に摂る人がいます。


確かにこれらはカルシウム源として良いのですが、牛乳には飽和脂肪酸、小魚には意外にもコレステロールが多く含まれているため、摂り過ぎるとLDLコレステロール値が上がる可能性があります。


こんな話をすると「食品のコレステロールはいくらとっても大丈夫なのでは?」と思う人もいるかもしれませんが、コレステロールのとり過ぎを気にしなくてもよいのは、コレステロール値に問題のない健康な人だけです。


「動脈硬化性疾患予防ガイドライン2022年版」では、LDLコレステロール値が140mg/dL以上の「高LDLコレステロール血症」の人は1日のコレステロール摂取量を200mg未満に抑えることを推奨しています。


魚にはDHAやEPA、ビタミンDが含まれていて体に良いと言われますが、「いくら食べても大丈夫」という考えは注意が必要です。


「日本食品標準成分表(八改訂)増補2023年」によると、しらす干し50gには125mg、スルメイカ100gには350mg、車エビには170mgのコレステロールが含まれています。


また、マグロやタイ、アジといったコレステロールが比較的少ない魚でも、「体に良いから」と食べ過ぎて、結果的にLDLコレステロール値が上がる場合もあります、適量を守ることが大切です


鶏肉、特にムネ肉やササミは低脂肪で高たんぱくのため、ヘルシーなイメージがありますが、注意が必要です。


実はプリン体が多く含まれているうえ、砂肝やレバー、皮にはコレステロールが豊富

例、砂肝100gには200mgのコレステロールが含まれており、焼き鳥で砂肝を2本食べると約160mgになります。 高LDLコレステロール血症の方には1日分の大半を超えてしまう量です。


また、最近ではつくねに卵黄を添えるお店も増えていますが、卵黄は高コレステロール食品で、Mサイズ1個に185mgも含まれています。


つくねの黄身がけは、LDLコレステロールを上げやすい食べ方になります。




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