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102歳をらくらく生きる脳科学的健康講座No.604

あなたの人生が変わる新栄養素講義


ヘルシーなつもり逆効果! 意外と知らない食事選びの落とし穴①


週一回のペースで配信している、この「あなたの人生が変わる新栄養素講義」では、生活習慣病を解消し、一生ものの体をつくるために知っておきたい情報を分かりやすくお伝えしてきました。


今回のテーマは「よく食べるものと血液データの関係」です。

みなさんが、体のためによかれと思って食べていても、とり過ぎると悪影響が出てくるものがあります。

何を食べているかは、健康診断で受ける血液検査に表れてくるのです。

その視点で見てみると実は健康のために食べているものの意外な落とし穴はたくさんあるんです。


そこで、今回のシリーズではよく食べるものと血液データの関係について解説していきます。


◇よく食べているものと血液データとの関係






当たり前のことですが、私たちの血液は「食べたもの」から作られています。


例えば、たんぱく質が多い食品や脂肪が多い食品など、それぞれに特徴があり、どれをどれだけ食べたかによって血液データに現れてきます。

ですから血液データをみれば、普段どんなものをよく食べているか、ある程度その人の食生活が分かることもあります


また、身体にとって必要な栄養素の量は大体決まっていて、例えばたんぱく質は「1g×体重(kg)」、ビタミンCなら1日100mgが目安とされています。


ただ、これらの量をいちいち計算しながら生活するのは現実的ではありませんよね。

そこで、特徴の似た食材ごとに群分けし、それらの必要量を一つの目安に食事内容を組み立てるのが合理的な考え方です。


この時、主菜、副菜、主食と分け、中でも主菜の量をしっかり覚えておくことがポイントです。


主菜の食品群は「乳製品・卵・肉・魚・豆類」という5種類の食材です。こ


れらはたんぱく質を多く含むグループになりますが、細胞を構成するコレステロールや細胞核の老廃物である尿酸にも関係します。


また、脂身を多く含む部位を食べると中性脂肪も上がります。

したがって、このグループの食材に偏りがあると、コレステロールや中性脂肪、尿酸など、血液データも偏っていきます。


つまり、主菜の過不足や偏りの点検は血液データを見ながら行うとよいのです。


ちなみに、「野菜」の過不足については健康診断の血液データには反映されません。


でも、野菜の摂取が少ないとビタミン、ミネラル、食物繊維が不足して体調が悪くなります。

ですから、血液データに表れない分、「口から入れる量」を意識する必要があります。


そもそもしっかり意識しないと、厚生労働省が推奨する1日350g以上の野菜はなかなかとれません。


350gのうち、色の濃い緑黄色野菜は120gで、残りは淡色野菜。そのほか、イモ類、キノコ類、海藻も少しでもいいので必ず毎日食べることを心がけてください。


 さて、主菜となる5種類の食材に話を戻すと、最近は健康に気をつけて、「体によい」と言われる食べ物を選んでいる人が多くなりました。


しかし、いくら体によい食材でも、過剰に食べると悪影響が出てきます



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