top of page

102歳をらくらく生きる脳科学的健康講座No.594

あなたの人生が変わる新栄養素講義

健康・長寿に不可欠な「第6の栄養素」食物繊維⑨


◇お米の食べ方で変わる栄養価:冷めたおにぎりの秘密


冷めたおにぎりには、同じ量の炊き立てご飯よりも食物繊維が多く含まれているんですよ。

でんぷんは冷えると一部が老化するのですが、老化したでんぷんは難消化性になります。

つまり、ご飯に含まれるでんぷんも冷めることで一部が難消化性に変わるため、同じ量のご飯を食べるなら、温かいご飯より冷えたご飯のほうが食物繊維を多く摂取できるというわけです。



ただし、温め直すと、また消化されやすいでんぷんに戻ってしまいます。

おにぎりは冷えてもおいしく食べられる上に、のりを巻くことでさらに食物繊維を増やすことができます。

うまく取り入れてみましょう。



最後に、サプリメントについても触れておきます。


食物繊維のサプリメントもたくさん販売されていますが、サプリメントで食物繊維の量だけを満たしても、本当に病気リスクを低減する効果が得られるかは分かっていないんですよ。


植物性の食品を食べることで、食物繊維と一緒に摂れるビタミンやミネラル、アミノ酸などさまざまな成分が、複合的に健康効果をもたらしている可能性もあるからです。


実際に、心筋梗塞での死亡率が高かったフィンランドでは、1900年代後半に国策として植物性食品の摂取量を増やす取り組みが導入されました。


それまで牛乳やバターの消費が非常に多かったのを、マーガリンや低脂肪乳を推奨し、オーツ麦や豆類などの植物由来の食品を多く摂るように推奨したことで、心筋梗塞などの発症を減らすことに成功しました。


そう考えると、ただ数字上の摂取量を増やすだけでなく、食物繊維の多い植物性食品を普段の食事に取り入れることが重要なんです。


ですから、まず、普段の食事を食物繊維の多いものに切り替えて、それでも足りない分をサプリメントなどで補うのが知的サプリメントライフ古座でもお伝えしてきた賢いあり方です。 

 





Comments


特集記事
最新記事
アーカイブ
タグから検索
ソーシャルメディア
  • Facebook Basic Square
  • Twitter Basic Square
  • Google+ Basic Square
bottom of page