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102歳をらくらく生きる脳科学的健康講座No.587

あなたの人生が変わる新栄養素講義

健康・長寿に不可欠な「第6の栄養素」食物繊維②


◇食物繊維は食事のかさを増やし、水分を保持するなど多様な働きをする



食物繊維の機能としてよく知られているのは、お腹の調子を整える整腸作用や、血糖値や血中コレステロール値の上昇を抑制する作用ですね。


コレステロールや血糖値と聞くと、健康な人や若い人などは関係がないと思うかも知れませんが、実はもっと身近なところで食物繊維は私たちの役に立っているのです。


その一番に挙げる食物繊維の機能とは「食事のかさが増える」ということです。


会員のみなさまはよく知っていると思いますが、これによって食事を食べた際の満足感が得られやすく、エネルギーのとりすぎを防ぐことができます。

結果として、これは肥満や糖尿病などの予防につながります。


 次に挙げられる機能は水分保持機能でしょう。

食物繊維が水分を抱え込むことで、便が軟らかくなり便通をよくします。



食物繊維には、水に溶けにくいセルロースなどの不溶性食物繊維と、水に溶けてねばっとするペクチンのような水溶性食物繊維があります。






ところで、水分保持機能があるのは水溶性食物繊維だけではないのです。

水溶性食物繊維だけと思っている人も多いようですが、実は不溶性の食物繊維にも水分保持機能はあります。


例として分かりやすいのはスポンジです。


スポンジは水には溶けなくても水を保持できますよね。


不溶性の食物繊維も同様に水分を保持することができるのです。

ただし、その保持力は食物繊維の種類によって異なります。

つまり同じスポンジでも種類によって保持力は異なりますよね。

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