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102歳をらくらく生きる脳科学的健康講座No.577

健康的な飲酒のコツ、お酒と上手につき合うためのポイント⑩

◇脂肪がつきにくい飲み方4つのポイント


これまでの解説で、飲む量を減らしたほうが肥満やメタボのリスクが下がることは理解できたと思います。

そこで、実はそれ以外にも、脂肪がつきにくい飲み方の工夫があるんですよ。

そのポイントは、「飲んでいる場での摂取エネルギー量を減らすこと」です。それが、脂肪がたまりにくい飲み方になります。


 具体的にはぢに示すように(1)コスパを重視したお酒選びをやめる(2)ひたすらお酒だけ飲むのをやめる(3)一人飲みをやめる(4)寝酒をやめること。

これら4つをやめることで、摂取エネルギー量を減らすことにつながります。

考えてみれば、当然のことで、原理原則と云うことにつきます。






ここに示した(1)コスパ重視のお酒選びとは、アルコールの質が低く、低価格で酔えるお酒を飲むことを指します。

 例えば、ストロング系缶チューハイが販売されているが、これらは、とにかくやめたほうがよい,

といか、やめてほしいアルコール飲料です。


350mLの缶1本でテキーラ約2杯分のアルコールが含まれています。

その上、低価格で、甘くて飲みやすい。

こうした特徴を持つストロング系缶チューハイは急激に体内のアルコール濃度を上昇させます。

ですから、当然のこと、太る可能性も高くなります。


最近、大手メーカーでも健康へのリスクが懸念されるところから、高アルコールチューハイの生産・販売を大幅に縮小する方針です。


また、大容量のペットボトルの焼酎や紙パックの日本酒なども、多量飲酒につながりやすく、おまけにアルコールの質もよくありません。


 そこでお勧めの飲み方は、1杯目は、上に挙げたもの以外のお酒を普通に飲み、2杯目以降は微アルコールビールテイスト飲料やノンアルコールのビールテイスト飲料を飲むことです。


そうすることで、お酒を楽しみつつアルコール摂取量を減らすことができます。また、お酒にともなう食事量が多いときは、糖質オフや糖質ゼロのビールなどを活用することで、糖質量を抑えることもポイントです。


 でも、糖質がゼロだからといって「全く太らない」というのは間違いです。


それは、例えば、ハイボールは糖質がゼロだから太らないと思っている人もいますが、アルコール由来のエネルギーが含まれます。

このエネルギーもとり過ぎれば、脂肪として体内に蓄えられるため、太ります。


 エネルギー含有量は、市販されている同量のビールとハイボールを比べると、糖質が多く含まれるビールよりも糖質ゼロのハイボールの方が多いのです。


糖質ゼロだからたくさん飲んでも大丈夫、というわけにはいかないのです。

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