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102歳をらくらく生きる脳科学的健康講座No.551

あなたは大丈夫? 加齢とともに低下する噛む力、飲み込む力

◇噛む力と飲み込む力は年齢とともに低下する


いつまでも、楽しく食事をしたい。好きなものを食べ続けたいとは、誰でも願うものですよね。

私などはまさにそうした一人です。


だれもが抱くこの願いをかなえるには、云うまでもなく、噛む力と飲み込む力をキープすることが大切となります。


 食べ物を口から取り入れて胃に送り込むまでの一連の動作を「摂食嚥下(せっしょくえんげ)」と呼びます。


食べ物を口に運び、唾液を分泌しながら舌の運動によって食べ物を歯に移動させて歯で咀嚼し、食べ物が十分に細かくなった段階で、喉の奥(咽頭)に送り込んで飲み込む(嚥下)。


“何でも食べられる”というのは、これらの動作に問題がなく、硬いものでも弾力のあるものでも長いものでも水分の少ないものでも、食べることができる状態を指します。


 しかし、これら一連の動作は、加齢に伴い衰えていくことが分かっています。それは、高齢になるにつれて、歯を喪失したり、唾液の分泌が衰えたり、舌や咽頭の運動機能が下がったりすることが主な原因とされています。


また、脳卒中やパーキンソン病などによって口や咽頭周辺の運動能力が下がることも原因になります。


 2017年の国民健康・栄養調査によると「何でも噛んで食べることができる」人は40代から減り始め、50代には9割を切る。特に70~80代になると顕著に低下が見られるという結果です。




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