102歳をらくらく生きる脳科学的健康講座No.542
「体に良い食」も、過ぎたるは、なお及ばざるがごとし③
からだに良いからと、特定の食品ばかり食べ過ぎるとのは問題です!
前回の続きです
ほかにも、例えば骨粗しょう症の予防のためカルシウムをとろうと小魚をたくさん食べた結果、コレステロールが上がってしまう人がいるのは決して珍しいことではないのです。
小魚は内臓も含めて丸ごと食べられるので、意外にコレステロールを上げてしまうのですよ。
同じく骨粗しょう症予防にカルシウムの含有量を通常より増やしたタイプのウエハースを食べ過ぎて、腎動脈硬化などの影響から腎機能低下が見られる人もいます。
いくら体に良いと言われる食品でも、そればかり食べていると別のところに問題が出てくるという例です。
コレステロールが高い人がコレステロールを下げる食品を探すのはいいのですが、一般に「体に良い」とされる特定の食品に、皆が飛びつくのは極めてナンセンスなことだと思いませんか?。
まず、自分の体を知りましょう。
そのために健診データを活用していくのです。
健診データを見て、自分の体のウィークポイントがどこなのかを知りましょう。
協会のオンラインクラブセミナーでも1,2回目は健康診断の意味と意義を伝えてきました。
それは私が37歳から毎年の検診のデータをPCに取り込み管理してきたからこそ言えることです。
数字の変化を観ていくと自分のからだの癖、ウイークポイントが視覚的にとらえることができます。
同じような食生活をしていても、血糖値やコレステロールが上がりやすい人と上がりにくい人がいます。
それこそが体質であり、個人差です。
自分のウィークポイントをしっかり理解した上で、どういう食品や身体活動を取り入れるべきか考えることが大切です。
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