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102歳をらくらく生きる脳科学的健康講座No.541

「体に良い食」も、過ぎたるは、なお及ばざるがごとし②


からだに良いからと、特定の食品ばかり食べ過ぎるとのは問題です!


毎日のようにメディアで健康情報が流されています。


テレビで「コレステロールに注意!こんな食品にコレステロールが多い」とか、「骨を丈夫にする食品はこれ!」などと言われると、多くの視聴者がその情報に飛びつきます。


挙句の果てには、テレビで話題になった食品は、あっという間にスーパーから消えてしまいます。


日本ほど健康情報がメディから多量に流される国は珍しいとのこと。


私も仕事柄、そうした情報をチェックしながらいつも感じることがあります。

それは、その情報自体に大きな間違いはないのですが、視聴者が、自分にとって本当に必要なものなのかを考えているのかなっていう疑問です。


つまり「自分に必要な情報なのかどうか」は別問題だからです。


例えば、LDLコレステロールが高くない人がそんなに食品のコレステロール量を気にすることはないのに、また、血圧が高くないのにストイックな塩分制限をする必要はないということです。


もちろん塩分はできるだけ控えた方がいいですし、コレステロールもとり過ぎない方がいいでしょう。


ですが、「モグラ叩き」のように良くないと言われるものをとにかくすべてやっつけようとするのではなく、「全体を見たときに自分に何が必要か」を判断してほしいのです


そのための基礎知識と、からだの仕組みの原則を学び知ってほしいということです。


 かなり前の話になりますが、私が「脳と食」の講座を開催していたころ、テレビや雑誌などで「ココアが健康に良い」と盛んに言われていました。


多くの人が一斉にスーパーマーケットに買いに行くということがありました。

そして、砂糖入りのココアを飲み続けたのでしょうね。


実はその頃、健診結果でHbA1cがわずかに上がった人が多く見られました。


ココアのポリフェノールや食物繊維は確かに体に良いかもしれません。

しかしそれでHbA1cを上げ、動脈硬化を進めてしまったらその努力は台無しだと思いませんか。




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