102歳をらくらく生きる脳科学的健康講座No.526
腸活食材としてのサツマイモの効用②
◇有用菌の餌になる食物繊維とでんぷん
腸活パワーのカギとして注目されるのがサツマイモの、大腸まで届いて腸内有用菌に発酵されてエサとなる発酵性食物繊維や難消化性でんぷんなど。
これらに消化・吸収を邪魔されて大腸まで運ばれてしまった糖質も、腸内細菌のエサになる。
腸内細菌が食物繊維や糖をエサにすることを発酵といいいますが、この発酵により、腸の中では酸酢や酪酸などのいわゆる短鎖脂肪酸が増える。
これらの酸が腸管内を酸性にすると、有害菌は生息しにくくなる。
また、短鎖脂肪酸は、腸のエネルギー源となって腸のバリア機能を高めたり、腸の働きを良くすることが知られている。
短鎖脂肪酸が体内に吸収されて全身をめぐると、脂肪蓄積を抑えたり、満腹感を高めるホルモンを出して“やせ体質”を作ることもわかってきた。
発酵性食物繊維が多いと、ダイエット効果の継続にも役に立つようだ。
発酵は4~5時間後に始まるため、次の食事時でも血糖値が上がりにくくなることがわかってきています。
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