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102歳をらくらく生きる脳科学的健康講座No.516

ビタミンCは風邪や老化防止に効く? 効かない?

最新研究から分かってきたこと! ⑥

◇食品中のビタミンC量は品種、調理法によっても異なる


ビタミンCはオレンジやグレープフルーツなどの柑橘系果物や、キウイ、イチゴ、ピーマン、ジャガイモのほか緑茶にも多く含まれます。


水溶性のため調理するとゆで汁などに溶け出してしまったり、長時間加熱するとビタミンC が壊れてしまうことがあるので、長時間ゆですぎない、ゆでるより蒸すなど工夫して食べるとよいでしょう。








先に、アスリートについて解説しましたが、日常的に身体活動が非常に多い人は、意識してビタミンCをとったほうがいいと思います。


また、食事量を減らすダイエットをしている人、歳をとって食べる量が減ってきた人、病気で食事制限をしているという人はおのずとビタミンCの摂取量も減ってしまうので、そういった場合はサプリメントを使って補ってもいいと考えます。


 また、喫煙すると体内で酸化ストレスが増加するため血中ビタミンC濃度が低下し、通常より多くビタミンCが必要となる。


これは受動喫煙者にも当てはまる可能性があります。また、長年の喫煙に起因するビタミンC不足が、息切れや咳、喘鳴(ぜいめい)などを生じる慢性閉塞性肺疾患(COPD)の発症リスクを高める可能性があることも動物試験で確認されています。


そのため、「日本人の食事摂取基準」では喫煙者・受動喫煙者に対し「同年代の推奨量以上」の摂取を、米国医学研究会(Institute of Medicine:IOM、現・全米医学アカデミー)の食品栄養委員会(Food and Nutrition Board:FNB)では、通常より1日35mg多くとることを推奨しています。

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