102歳をらくらく生きる脳科学的健康講座No.508
◇情報はインプットよりアウトプットを重視する!⑤
長期記憶の「保管庫」に記憶を定着させるには、仮置きされていた記憶を何度も出し入れすることが有効ののです。
覚えられなくなったのではなくて、うまく引き出せなくなっているのです。
人に話す、日記に書く、SNSにアップするなど、さまざまな方法で、入ってきた情報を外に出すことを意識するといいと思います。
そこで、お薦めなのが読書記録をつけることです。
読んだ内容を整理して文章にまとめることが脳のトレーニングになり、読み返すことで、必要な情報が海馬を通して長期記憶として脳に定着します。
同様に、日記を書いたり、思い出せなかったことをノートに書いたりするのもいい。
うまくいったことや感動したことを書き留めると、達成感や感動を伴う出来事として扁桃核を刺激し、長期記憶に残りやすくなります。
あるいは、就寝前にその日朝から食べたもの、おやつも含めてすべて書き出してみることで。これを習慣にすると3日前、やそれ以上の朝昼晩の食事のメニューが思い出すことができるようになりますよ(^_-)-☆
利き手に偏りがちな日常動作を、逆の手で行ったり、頭と体を同時に働かせたりすることも、脳の活性化につながります。
例えば両手を交互に使って歯を磨く、片足立ちで地名しり取りをする、アルファベットのaから順に英単語を挙げてみるなど、課題を決めてチャレンジしてみてください。
私も、歩きながらアルファベットや、あいうえおの、あがつく地名や国名、名前を順にあげていくとか、いろいろ工夫しています。
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