102歳をらくらく生きる脳科学的健康講座No.507
◇「ちょい忘れ」減らす脳習慣 空き増やし記憶力鍛える④
前回までの記事「あれ何だっけが増えた? 脳の老化をテストで点検」、で脳への適切な刺激と生活習慣の改善によって、何歳になっても脳のパフォーマンスは向上する」とお伝えしました。
脳を鍛えることで、低下しがちな前頭前野の機能やワーキングメモリの働きが向上します。
では、具体的にどんな脳トレが有効なのかを2回に分けて紹介していきます。
まず、心しておきたいのは、脳のワーキングメモリ*は、すぐに「手いっぱい」になってしまうことです。
*ワーキングメモリーとは情報を一時的に保存し、他の情報と組合わせて思考したり、優先順位をつけて判断したりする機能のこと。いわば脳の司令塔の役割を担う
同時に処理できる情報は意外に少なく、せいぜい5~7つ。
古いパソコンで、同時に幾つものソフトを立ち上げるとフリーズしてしまうのと同じことです。
ワーキングメモリのパフォーマンスを上げるには、1つ1つの作業を素早く終わらせ、常に空き容量をつくっておくことが大切です。
次に意識したいのは、いかにアウトプットの回数を増やすかです。
次回お伝えします。
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