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102歳をらくらく生きる脳科学的健康講座No.436

◇空腹時血糖値が高い、体の中で起きていることとは?①


今回から、これまでの「くめちゃんのつぶやき脳」の表題を「102歳をらくらく生きる脳科学的健康講座」に統一していきます。No,はこれまで通り引き継いでいきます。


さて、生活習慣病を解消し、一生ものの体をつくるために知っておきた様々な話題を取り上げて解説していくのがこのシリーズです。


今回は糖尿病に直結する「血糖値」について取り上げました。

健康診断では空腹時血糖値やHbA1cを調べるが、それぞれどのような意味があるのでしょうか?


まずは、血糖とは何かから解説していきます。

血糖とは文字通り、血液の中を流れているブドウ糖のことです。検査したそのときに流れている100cc(=1dL)中に何mgのブドウ糖が入っているかを見ています。


 そのうち「空腹時血糖値」は、食後10時間以上たった血液100cc中に、どれくらいのブドウ糖が含まれているか、「随時血糖値」は食後10時間経過していないときの血液中にどれくらいブドウ糖が含まれているかを表しています。


つまり、からだが血中のブドウ糖を必要以上に残さず、きちんと処理できているかどうかを見ているということです。






 ちなみに、食後2時間の時点で血液中にどれくらいブドウ糖が残っているかは糖尿病の診断にも使われるため、食後2時間の血糖値を区別して「食後血糖値」と呼ぶこともあります。


 ちなみにコーヒーやお茶にもわずかに糖質が含まれているので、厳密に言うと、それらも含めて、検査前の10時間は水しか飲まないで検査するのが、本当の「空腹時血糖値」ということになります。


 このうち、健診結果では主に「空腹時血糖値」と「HbA1c」の2つをもとに糖代謝機能を評価するので、今回はその2つについて解説していきます。

 

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