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脳科学的栄養学No.1473

  • 3月23日
  • 読了時間: 3分

脳パフォーマンスは“眠り”で決まる!自分だけの快眠リズムの見つけ⑮

 ◇「太っていないのに?」日本人に多い“やせ型OSA”の落とし穴


では、どんな人がOSAになりやすいのだろうか。


よく知られている最大のリスクは「肥満」だ。

専門家はこう話す。

「特に20歳の頃より体重が10kg以上増えた人は要注意


のどの周りや舌に脂肪がつくと、気道が狭くなり、ふさがりやすくなるためだ。

実際、肥満の人では、体重が10%増えるとAHIが32%増え、逆に10%減ると26%減るという研究結果もある(JAMA. 2000 Dec 20;284(23):3015-3021.)。


日本人は“あごの形”が影響しやすい


ところが、日本では「太っていないのにOSAになる人」が少なくない。

欧米では患者の多くが肥満だが、アジア人はあごが小さい人が多く、やせていても気道が狭くなりやすいのだ。


日本肥満学会ではBMI25以上を肥満(Body Mass Index=体格指数。体重(kg)を身長(m)の2乗で割った数字。「kg÷m÷m」で計算できる)とするが、日本で行われた調査では、

OSA患者の43%がBMI25未満だった(日本内科学会雑誌 2020;109(6):1059-65.)。

つまり、見た目がスリムでも油断できない。


やせていても、年齢を重ねても、リスクは高まる

「やせていても、あごが小さい人はOSAになりやすいのです」と専門家は言う。

さらに、鼻からのどにかけての上気道に病気がある人は、寝ている間に口呼吸になりやすく、発症リスクが上がる。

そしてもう一つの大きな要因が“加齢”。

年齢を重ねると呼吸を調節する機能が弱くなるため、70歳前後から患者が増えていくことが分かっている。



最大のサインは“いびき”。昼の眠気とセットなら要注意

昼間の強い眠気、ぐっすり眠った感じがしない、朝起きたときの頭痛——。

こうした症状に加えて、最も分かりやすいサインが大きないびきだ。

いびきは、舌やのどの組織が落ちて気道が狭くなることで起こる。

専門家はこう話す。

「いびきがある=必ずOSAというわけではありませんが、ほとんどのOSA患者はいびきをかきます。


男性に多い理由は“ホルモン”。閉経後は女性もリスク上昇

OSA患者の男女比を見ると、男性が女性の2〜3倍多い。

これは、女性ホルモンに“無呼吸を防ぐ働き”があるためだ。

そのため、閉経後は女性も発症リスクが高くなる。


アプリで“無呼吸の気配”をつかむこともできる

最近は、睡眠アプリでもいびきや無呼吸の回数を記録してくれる。

もちろん、アプリだけで医学的な診断はできないが、

「受診したほうがいいかどうか」の目安にはなる。

専門的に診てもらうなら耳鼻咽喉科や呼吸器科が適しているが、

一般内科でも問題なく相談できる。


検査は“自宅でできる時代”に。入院しなくてもOK

受診すると、睡眠中の無呼吸や酸素の状態を調べる検査を行う。

以前は病院に1泊して「終夜睡眠ポリグラフィ(PSG)」を受けるのが一般的だったが、

最近は簡易モニターを持ち帰り、自宅で測定する方法が主流になっている。

自宅でいつも通り眠りながら調べられるため、

「検査が大変そう…」と心配する必要はほとんどない。


 
 
 

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