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脳科学的栄養学No.1459

  • 2月18日
  • 読了時間: 2分

脳パフォーマンスは“眠り”で決まる!自分だけの快眠リズムの見つけ方②

◇睡眠不足が“体をむしばむ”——見過ごせない健康リスク


睡眠時間が短いと、私たちの体にはどんな問題が起こるのでしょうか。

千葉先生は「睡眠不足は、さまざまな健康リスクを引き起こす」と警告します。

まず代表的なのが、生活習慣病のリスク増加です。


睡眠時間が5時間以下の人は、7〜8時間眠る人に比べて糖尿病の発症リスクが2.51倍に高まることが分かっています(Arch Intern Med . 2005 Apr 25;165(8):863-867.)。


さらに、高血圧や高コレステロールのリスクも上昇します(J Sleep Res. 2007 Mar;16(1):66-76.)。

糖尿病や高血圧は動脈硬化を進め、脳卒中や心筋梗塞といった命に関わる病気につながります。

実際に、睡眠が6時間未満の人は、6〜9時間眠る人より心筋梗塞の発症率が20%高いという研究もあります(J Am Coll Cardiol. 2019 Sep 10;74(10):1304-1314.)。



🍩 なぜ睡眠不足で太りやすくなるのか

睡眠不足が生活習慣病を招く理由のひとつに、「太りやすくなる」体質の変化があります。

起きている時間が長いと、つい食べる回数が増えがちですが、それだけではありません。

千葉先生は「ホルモンのバランスが変わり、太りやすい体質になってしまう」と指摘します。

短時間睡眠では、

•   食欲を増やすホルモン「グレリン」が増える

•   食欲を抑えるホルモン「レプチン」が減る

という変化が起こることが報告されています(PLoS Med. 2004 Dec ;1(3):e62.)。

つまり、睡眠不足は“食べすぎを招く体”をつくってしまうのです。


🧠 心の健康にも影響が

睡眠不足は体だけでなく、心の健康にも深く関わっています。

千葉先生は次のように話します。

「睡眠不足は、うつ病などの精神疾患のリスクを高めます。また免疫力が下がり、感染症にもかかりやすくなります」

睡眠が足りないと、インフルエンザのワクチンを接種しても十分な免疫がつきにくく、効果が落ちることも分かっています。さらに、免疫低下との関連から、がんの発症リスクが上がる可能性も指摘されています。


🦠 免疫力低下は“風邪の重症化”にも影響

約5万7000人の女性看護師を対象にした研究では、睡眠時間が5時間以下の人は、8時間眠る人に比べて肺炎を発症する割合が1.39倍高いという結果が出ています(Sleep. 2012 Jan 1;35(1):97-101.)。

風邪をひいたときに重症化しやすいのも、睡眠不足による免疫力の低下が関係していると考えられています。

 
 
 

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